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カップケーキ☆8

カップケーキを掲げ、嬉しそうに眺める玲音と咲哉を見て ホッとする。 よかった・・・・。 ホントに嬉しそう。 作ってよかった・・・・・ って、俺、トッピングしかしてないけど。 2人を 見ながら、うまく回らない頭で、ぼんやり そんな事を思っていると、2人は なぜか カップケーキを近くのテーブルに置いて、俺の前に戻ってきた。 『・・・・? 食べないの?』 不思議に思って聞くと、2人は 俺の手をとって 徐(おもむろ)にひざまずいた。 『もちろん、食べるよ?でも・・・』 『みーを食べた後で、ゆっくりな。』 『・・・・・・・え?』 意味が分からなくて ポワンとしている俺に、2人は 手の甲にチュッと キスを落とす。 まるで、王子さまみたいに。 『・・・・・・・・///』 『意地悪してゴメンね?』 『続き、しような?』 2人の手が膝に置かれ、内ももを さわさわと撫でてくる。 『・・・・・・え。あっ・・・・!』 やっと意味が分かった時には、もうソファーに押し倒されていた。 『いっぱい触ってあげるね♪』 『最高に気持ちよくしてやるからな♪』 あっという間にシャツのボタンを外され、露になった肌に2人が息を飲む。 『や、やらしい・・・///』 『か、かわいい・・・///』 2人の目線の先には、ピンクに色づいた2つの突起。 まるで、触ってほしいと主張するように、ぷっくり勃ちあがった突起に 誘われるように唇を寄せ、ぺろりと舐める。 『んっ・・・・・っ///』 そのまま口に含まれると、チュッと音を立てて吸われ、唇で挟まれ、舌で転がされる。 『あっ・・・あぁん・・・・ふあ・・・・っ・・///』 甘く痺れるような快楽に、中途半端に止められ燻っていた熱が、一気に全身に広がっていく。 そして、カリッと歯をたてられた その時・・・突然、目の前が真っ白になった。 『あ・・・っ!あっっ、あ ────── っっ!』 得も言われぬ気持ちよさに、体が ビクビクと跳ねる。 『・・・あ・・っ・・・・はぁ・・・はぁ・・・・』 『ふふ、みっきー可愛い♪』 『ああ、可愛いな、みー♪』 2人の声が 遠くに聞こえる。 なに・・・・今の・・・・・。 気を失った訳じゃない。 なのに、いきなり視界が弾けて真っ白になった。 何が起こったのか分からなくて 呆然としていると・・・・下の方が、じんわりと温かくなるのを感じた。 『・・・・・・・・・?』  下着に広がる濡れた感触。 『・・・・・・・・っっ !!』 ウ、ウソ・・・・・・! まさか・・・・、俺・・・・っっ! イ、イった・・・・・・・・・・??? 触られてもないのに? ウソ・・・・・・・・・・・・っっ! ウソ ─────────── っっ!!!

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