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みっきーショタ化!♡3
あ、熱い・・・!
熱い・・・っ
体が燃えるように熱くて、
ちょっと息苦しくて、
さらには目の前がグルングルン回り出して・・・
あれ?
これちょっとヤバくない??
って 本気で焦りはじめた その時
いきなり「ブツッ!」と世界が真っ暗になった。
───そして、しばらくすると
あんなに熱かった体の熱も グルングルンも
ウソのように すっかり治まって・・・
再び 目を開けると
そこには・・・
『みっきぃぃぃ♡』
『みーぃぃぃっ♡』
キラッキラした目で俺を見下ろす───
『・・・・・・・・・』
見下ろす・・・・・・・
────あれ?
・・・・誰だっけ?
『あーん♡みっきー、かわいい~っ♡』
『おおお♡みー、最っ高にかわいい♡』
嬉しそうに目尻を下げる2人を
ジーッと見る。
うーん・・・?
うーん・・・
この顔に、この声・・・・・
なんか見覚えがあるような・・・
えーと。
えーと。
えー・・・
んー・・・
うん。
やっぱり思い出せない。
誰だ? コイツら。
『うはー♡みっきぃぃ♡』
『たはーっ♡みぃぃぃ♡』
おそらく俺を知ってるっぽい
多分、同じ年くらいの2人。
普通にしてたら かなりのイケメン・・だろうに
今は、デレデレと目尻を下げまくり、
鼻の下まで伸びきって
かなり残念な顔になってしまっている。
───ん?
残念なイケメン??
んー
なんか、このフレーズ・・・
すごーく耳に馴染んだ言葉のような・・・?
んー
んー
・・・ん?
んん?
あ・・・
あ・・・!
なんか思い出せそ・・・
『あーっ!かわいいーっ!』
『ああ!もう、たまらん!』
───と、必死に思い出そうと考え込む俺に
なにを思ったか・・・いきなり2人が
頬っぺに ブチュ~ッと キス(!)してきた。
『 ─────っ!!
ひょ、ひょえぇぇ////!?
なっ・・・なにすんだっっ!バカやろう////!』
咄嗟に叩こうと伸ばした手が空を切る。
──あれ?
感覚的には
絶対 手が届く距離なのに・・・
思わず、自分の手を見る。
───あれ?
なに、この手・・・
ちっちゃくて
ぷくぷくしてて
なんか
子供みたい・・・
可愛い~♡
─────って
これ、俺の手ぇぇぇっっ!?!?
『え?─────えっっ!?』
えええぇぇぇ!?
ちょっと待ってっ!!!
待って!なにこれ!!
体も・・・
体も縮んでるぅぅぅっっ!!
えええぇぇぇ!?
と、ど、ど、
どうゆうコトぉぉぉぉっっ!?
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