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カップケーキ☆13
『んー!美味しい!』
『うまいぞ、みー!』
『あ、ありがと・・・・///』
あれから、すったもんだ あった後、やっとカップケーキは2人の口の中に・・・。
長かった・・・。
長い戦いだったぜ・・・。
嬉しそうに頬張る2人を そっと見守る。
すったもんだってのは、アレだ。
興奮した2人に、いつものように服を脱がされそうになった・・・のを、俺が全力で拒否したって事。
もちろん、力では無理だから、言葉で。
『今すぐ食べないんなら、俺が食べる!でもって、もう2度と作んない!』
『『・・・・・・・・っっ||||!!!』』
この ひと言に、2人は かなりのダメージを受けたらしく、素直に俺から離れた。
─── で、今に至るって訳。
『美味しいよ、みっきー♪』
『おいしいぞ、みー♪』
『お、おう・・・///』
まあ、色々あったけど、
食べてもらえた上に、
誉められれば、嬉しい。
『みっきーも、あーん♪』
『え?・・・・むぐっ・・・!』
いきなり、フォークを突っ込まれる。
『おいし?』
『・・・・・うん・・・///』
マシュマロとクリームの甘さが口の中に広がる。
『俺も俺も!みー、あーん♪』
『・・・っ・・・むっ・・・!』
『うまいだろ?』
『・・・・・うん・・///』
こっちはチョコクリームがほろ苦・・・・だけどケーキの甘さで ちょうどいい感じ。
うん。
どっちも 美味しい。
幸せそうに食べている2人を見ていると、なんだか 俺まで幸せをもらえた気分。
また、作ってみようかな。
今度は、全部 自分で・・・・。
なんて、考えるだけで楽しくなる。
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