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忘れていたコト。
ごめん・・・・命の恩人。
ありがとう、命の恩人。
あ。
そういや、
名前 聞いてないや・・・
次に会った時は きちんと聞こう。
『さてと。みっきー。帰ろうか ♪ 』
『帰るぞー、みー ♪ 』
『え?・・・あ、うん。』
いつの間にか 誰も居なくなった教室を 2人に続いて 出る。
『あー。お腹 空いた~。』
『そうだな~。』
『・・・・・・・・・・・』
2人の背中を見つめ、
廊下を歩きながら、考える。
んー?
なんか・・・忘れてるような・・・。
『今日のおやつは 何にしよっか~。』
『何、食べたい?みー。』
『・・・・・・・え?ああ・・・えーと・・・』
んーと?
なんだって?・・・おやつ??
『パンケーキとか いいよね。』
『そうだな。な?みー。』
『え?・・・うん。』
パンケーキか・・・・。
前、咲哉が作ってくれたヤツ、美味しかったな。
『クレープもいいな~。』
『お、いいな。作るぞ、俺。』
『え?クレープ 作れんの?』
俺は驚いて咲哉を見る。
『ああ。一通りは作れるぞ ♪ 』
『昔っから得意だよね ♪ 』
『へー。すごいな!咲哉!』
『じゃあ、クレープにしようか。』
『そうだな。』
『わー!クレープ 大好き!俺、チョコバナナ好きなんだよな~!』
・・・・・・・・・・・・・・ん?
チョコバナナ・・・・?
チョコバナナ?
チョコ・・・・・・・・
『あ─────────────っっ!!』
思い出した・・・・・ !!
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