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みっきー盛り☆4

『あ、おはよう。みっきー ♪ 』 『おはよう、みー ♪ 』 アイスクリームを乗せたらしきスプーンを手に 爽やかに微笑む玲音と咲哉。 いや、「おはよう」じゃないから! 全然 爽やかじゃないから! 『な、ななななにやってんだよ・・・・っ !!』 『ん?おやつ出来たのに、みっきー寝てるから・・・』 『俺たちだけで先に食べようかと思ってな?』 『・・・は !?』 先に食べよう、と思って・・・・ なんで こうなるんだ??? 『どうせなら、美味しく食べたいからさ』 『恒例のみー盛りにしてみようかと。』 『はあっ !?』 なにが恒例だっ !! なんで そうなるんだよ・・・! 『もーっ!アホか・・・っ !! 』 手錠が外れない、ろくに体も動かせない。 分かってても、このままコイツらの思いどおりになるのは なんか悔しい。 思いっきし体を捻ろうとすると 『あ、みっきー、暴れちゃダメ。』 『アイスがシーツに垂れるからな。』 『え。』 垂れる? そう言われ、思わず 動くのを止める。 『ふふ。お利口さん ♪ このまま溢さないようにね?動いちゃダメだよ?』 『もし、溢したら・・・お仕置きな ♪ 』 『お・・・・っ !?』 もう、一匙 アイスを掬って 俺の前に突きつけてから 不敵に笑う2人に、ゾゾゾッと悪寒が走る。 お仕置き・・・・・・ !? お仕置き・・・・・??? お仕置きって なんですかーっっ !?

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