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トイレエッチ☆9
『みっきー、大丈夫?』
『大丈夫か?みー。』
前から玲音、後ろの方から咲哉の声がする。
『うん、大丈夫・・・』
電車が走り出すと、一瞬、ギュッと押し潰されそうになって慌てて足を踏ん張る。
それにしても・・・・
こんなに たくさんの人たちが、花火大会に行くのか・・って思うと うんざりしてくる。
(って、みんながみんな行くって訳じゃないだろうけど)
うーん。
どうするか・・・。
近所の花火大会なら家からでも見れるし、わざわざ人混みに揉まれてまで見なくても いいか。やっぱり、帰ろう。
『なぁ・・・ ───っ!・・・???』
前に立っている玲音に声をかけようとした時・・・何かが スーっと お尻を撫でた。
『・・・・・・??』
なんだ?・・・・・今の。
まさか、痴漢?
なんてね。
そんなハズない。
俺、男だし。
たまたま 手でも当たったんだろう、
と 再度 玲音に話しかけようとした、その時・・・・・今度は お尻をムギュッと掴まれた。
・・・・・・・え?
ええ?
やっぱり、触られてる !?
えー !? なんで??
えーと、えーと・・・
この位置からすると・・・まさか、
まさか・・・ !!
『さ、咲哉・・・・・?』
咲哉なのか !?
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