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文化祭☆5
すったもんだの騒動の後、なんとか落ち着きを取り戻した2人は、俺を引っ張って ソファーに座らせてくれた。
けど・・・、このソファー・・・・/////
このソファーは・・・・///
・・・・うう////
思い出しちゃダメだ////
(注:カップケーキ参照 ♪ )
『さーて?小早川に邑上。
散々 ワガママ言って、みっき・・・いや、佐野山を連れてきたんだから きっちり仕事しろよ?』
『『はーい!』』
『???・・・・・・・ワガママ??』
『そう。コイツら、お前に会いたいって ずっと駄々こねて仕事しなくて。』
上村先輩が、やれやれ といった感じで肩を竦める。
『・・・・・・・・え?』
・・・そんな事が !?
それで、俺を ここに??
2人に視線を移すと・・・、
『だってぇ!俺たち、みっきー不足で 限界だったんだもん!』
『もう気力も やる気も出なくてな・・・・』
そう言って、照れくさそうに笑う。
『・・・・・・・・・////』
そ、そっか・・・・/////
そっか・・・・へー、そうなんだ・・////
『でも!みっきーがいてくれれば頑張れる!』
『そう!そこにいてくれるだけで頑張れる!』
『いいから、仕事しろ。』
『『はーい!』』
玲音と咲哉が、みんなの輪に加わって 仕事を始める。
暫くは、物珍しさもあって 2人の仕事っぷりを眺めていた俺だけど・・・・みんな それぞれに ものすごく忙しそうで・・・ただ座っている自分が 役立たずな存在に思えてきて、申し訳なくて段々 居たたまれなくなってくる。
俺、見てるだけで いいのかな?
俺にも出来そうな事って・・・なにか ないかな?
そこで目に留まったのは、
床に座り込んで 看板らしき板に 色を塗ってる男子生徒の姿。
多分 見たことあるから、1年生のハズ。
『あ、あの・・・・・・・』
思いきって、声をかけてみる。
怒られ・・・・・ないよな?
『んー?なに?』
顔も上げずに 声だけを返される。
ヤ、ヤバ・・・
やっぱり忙しそうだし、怒られちゃうかな・・・。でも、せっかく声 かけたんだし
言いたい事は言ってしまおう。
よし。
『あの、俺も手伝っても・・・いい?・・・かな?』
すると、少し間があってから、その男子生徒が、パッと顔を上げて俺を見た。
『え !?マジ !?助かる!』
あ・・・・よかった。怒ってない。
『俺、2組の大谷!よろしくな!』
『あ、よろしく。俺は・・・』
『佐野山 光希、みっきー、もしくは みーだろ?
みんな知ってるよ !!』
『はは・・・あはは・・・・よろしく・・・・』
みんな知ってるって・・・・///
俺の事を、俺の知らないところで どういう風に話してるんだか・・・・
アホ玲音にバカ咲哉め・・・・・///
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