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文化祭☆10
─── 玲音の家。
いつもより、ちょっとだけバタバタしつつも
ご飯、お風呂、宿題を済ませた。
今、11時ちょっと過ぎ。
ベッドの中。
『みっきー、ほら もっと こっち ♪ 』
『くっついて くっついて ♪ 』
『う・・・うん・・・・////』
頬にキスして、頭を撫でて・・・ギュウッと抱きしめられる。
してる事はいつもと同じなんだけど、
2人からは 全くといっていいほど やらしさを感じない。
『ほら、布団ちゃんと 被って。』
『クーラー効きすぎてないか?』
『うん・・・・・』
それは、まるで小さい子を寝かしつけてる・・・・みたいな?
『おやすみ、みっきー。』
『おやすみ、みー。』
『お・・・おや・・すみ・・・・・』
あれ?
寝るの?
・・・シないの?
しばらく 待ってみたけれど、何も起こらず。
それどころか、両隣から すうすうと気持ちよさそうな寝息が聞こえてきた。
そっか。
疲れてるんだな、2人とも。
ずっと あの忙しさだったんだもんな・・・
疲れてるよな、そりゃ。
そっか・・・・、寝るのか・・・。
そっか。
・・・・・はっ。
なんか、これって俺がシたかったみたいな !?
いや!いやいやいや!
べ、別にシたかった訳じゃ・・・・/////
ないないない!
違うから!
違うから───── っっ !!
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