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いぢわる♡
ちなみに
襲われかけてから
母さんが来るまで、1分足らず。
その短い時間でなんとも手際よく服を剥ぎ取られ
ほぼほぼ 裸 (残るは靴下のみ) だった。
(変態の手腕、恐るべし)
そんな、ほぼほぼ 裸の俺を放置し
勝手に窓を開ける玲音。
『ママさ~ん♡
こんばんは~♡遅くなりました~♡』
『ママさんっ♡
こんばんは♡お出迎え、あざーす♡』
『えと・・・・パ、パンツ・・・どこだ・・・パンツ・・・!』
窓越しに話す2人の後ろに隠れながら
必死に服をかき集め、身につける。
『うふふ♪おかえりなさい♪
今日はね、
いつも光希がお世話になってるお礼に
クッキー焼いたから待ってたの♡
持って帰ってねー♡』
『えー♡いいんですか~??』
『わー♡すごく嬉しいです!』
『シャ、シャツ・・・シャツ・・・・・・』
よし!
あと もうちょっと・・・・!
あとはボタンだけ・・・・!
がんばれ、おれーっっ!!
───と、1つめのボタンを留めたトコロで
『みっきー♡ママさん待ってるよ♪』
『そろそろ出ないと、な♪?みー♡』
『・・・・・は、・・・はっ?・・・・え?えっ??』
2人が 後ろに回り込んで グイグイ 俺を押す。
『え、え・・っ?・・ちょ、ちょっと・・・・まだ・・っ・・』
ボ、ボタンが・・・・!
『ほら~♪早く早く~♪』
『そうだぞー♪早くー♪』
『・・・・お、おぉぉぉいっ!
(ちょ・・っ、や・・やめ・・っ・・やめろっ!)』←小声
『あら、光希。おかえりなさい♡
まー、帰りたくない気持ちは分かるけど
明日は学校なんだから早く出てらっしゃい。』
『そうだよ?みっきー♡』
『そうだぞー、みー♡♡』
『・・・・っ/////!!』
く、くっそぉ・・っ!
へらへら楽しそうに笑いやがって・・・!
わざとだな!?
わざと困らせて遊んでるなっ!?
こんにゃろうっ!!!
『ほら、光希。早く。』
『早く早く~♪』
『早く早くー♪』
『・・・っ、・・くっ・・・』
くっそおぉぉぉっっ!!
3人に急かされ
中途半端なまま 車の外に出るハメに。
そして、出た途端
『あら、光希。とうしたの?
シャツが はだけてるわよ?』
容赦なく ツッこまれ、言葉に詰まる。
『・・・・・っ・・//////』
うにぃぃぃぃぃっっ!!!
悪いのは玲音と咲哉!
なのに
すっごい居たたまれないんだけど!
どうしてくれよう!
コイツらっっ!!!
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