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文化祭☆32
『・・・・・///////も、もう・・・///!
分かった!分かったから・・・・/////!
消さなくていいから・・・////っ!』
ここは、もう 俺が 折れるしかない・・・・
と、しがみつく2人を引き剥がす。
『ホント?ありがとー!みっきー ♪ 』
『マジで !? サンキューな! みー ♪ 』
『へ・・・・・・?』
あっさり。
実に あっさりと俺から離れて、たった今まで 泣きついたとは思えないくらいの キラキラの笑顔に変わる2人。
なんだ、この切り替えの早さは・・・・・!
もしかして・・・・・わざと !?
わざとか、このヤロウ!
ふるふると怒りに震える俺。
それに気づいた2人が、おもむろに跪いて 王子様さながらに、俺の手を取り、甲に チュッとキスを落とした。
『・・・・・・・・っ///// !!』
そこで、なぜか 湧き上がる どよめきと 拍手。
『・・・・・・・・っっ////// !?』
何かの演し物と勘違いされたのか、どんどん人が集まってきて、いつの間にか 俺たち3人は 注目の的になってしまっていた。
『あはは!みなさん、ありがとー!』
『ははは!サンキュー、みなさん!』
円になった人たちに、手を振って答える 玲音と咲哉。
なんの、コントだ、これは・・・・!
恥ずかしい・・・・!
恥ずかしすぎる・・・っっ!
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