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文化祭☆39
ざわざわと賑わう教室の中で、
たくさんの人がいる中で、
手の甲にキス・・・
なんて、
普段の俺なら怒って、文句の1つや2つ、
言ってるところなんだけど・・・・
そして、思いっきり注目を浴びていたんだけど・・・・・
嬉しくて 真っ赤になった顔を隠そうと俯いた俺は それに気づけなかった。
頭の中が、「嬉しい」で、いっぱい で。
『みー。
俺のパンケーキも食べてくれ ♪ 』
恥ずかしさに顔を上げるタイミングを失った俺に、咲哉が パンケーキを薦めてくれる。
『う、うん・・・。』
助かった・・・・と思いつつ、
ナイフとフォークに手を伸ばした時、俺は大事な事を思い出した。
・・・そうだ。
休憩時間、終わっちゃう・・・。
あんまり
のんびりしてられないんだった・・・!
『い、いただきます!』
ふわふわのパンケーキにナイフを入れると、
中から とろ~っとチョコクリームが溢れ出てきた。
『わ、わ、わぁ。すごい・・・!』
思いがけない演出?に またもビックリ。
『みー だけのスペシャルパンケーキだ ♪ 』
『みっきーのために考えたんだよね ♪ 』
『・・・・・・・っ/////!』
え・・・・・?
これも、俺のため・・・・?
な・・・・・なにこれ・・・・////
何 !? このサプライズ・・・・!
俺、キュン死しそうなんだけど・・・・!
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