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文化祭☆41
『じゃあね、みっきー。』
『また 後でな、みー。』
『う、うん・・・//// じゃあ・・・!』
逃げるように、2人の教室を後にする。
急ぎつつも美味しくパンケーキを食べ終え、コーヒーも飲み干し、休憩時間終わりの5分前に教室を出ようとした俺に・・・・玲音と咲哉が がっつり抱きついてきた。
『みっきーと離れるなんて寂しいっ!』
『みーと離れるなんて寂しすぎるっ!』
とか、叫びながら。
『やめんか!恥ずかしい・・・////!』
なんて、2人の頭をドついていたら
それが なぜかウケてしまい
逆に みんなの注目を浴びてしまった。
「地味に普通に」が
俺のモットーだったというのに・・・
アイツらと一緒にいると
無理なんだよなー。
ま、いいけど。
熱くなった頬をペチペチ叩きながら 自分の教室に戻ると、たくさんのチョコバナナの作りおきが出来ていた。
ずらりと何列にも並んだチョコバナナは
なかなか・・・・・壮観だ。
ずらり。
並んだチョコバナナ。
「可愛い♪みっきーの・・・・・・」
「みー、そのもの・・・・・・・・」
玲音と咲哉の声が 頭の中に甦る。
『・・・・・・っ・・・/////』
いや!
いやいやいや。
余計な事は 考えまい。
頭をぶるぶる振って、リフレインする声を追い払う。
今は、この大量のチョコバナナを 売る事だけを考えよう!
『いらっしゃいませー!』
気合いを入れ、声を張り上げた。
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