つ、疲れた･････ 来たばっかりだけど･･･帰りたい。 周りの視線が痛い･････/// 『チケット買ったよ～ ♪ 』 『おーし！行くか ♪ 』 『･･･････････････』 元気だな･･･。 あと、お前らには 羞恥心ってものはないのか･･･ 『みっきー？行くよ？』 『みー？行くぞー？』 『･･････････うん･･///』 ま･･･････いっか。 せっかく来たんだし、楽しもう！ 入ってすぐにあるのは、アフリカ草原エリア。 『シマウマー！しましまー！』 『わー！キリン！でかっ！首ながっ！』 『サイ！角！角、スゲー！カッコいい！』 『うんうん、すごいね～♪』 『ああ、すごいな♪』 久しぶりの動物園。 気づけば、テンション上がって はしゃいでいるのは俺の方で････ ２人は そんな俺を ニコニコしながら やさしくお父さんのような眼差しで見ている。 う･･････////！ 俺、子どもみたい･･･/// 恥ず･･････/// 『みっきー、写真 撮ろ？』 『そうだな、記念に な？』 『あ、うん････///』 近くを通りかかったカップルに スマホを渡して撮ってもらう。 『いきますよー、はい、チーズ！』 最後の「チーズ！」の「ズ」て、２人が 突如 俺に ガバッと抱きついた。 『──────── !？』 『──────っっ////// !！!！』 シャッターボタンを押した後も、 固まるカップル･･･････と、俺。 『わーい！ありがとう！』 『ありがとうございました！』 能天気な２人にスマホを渡し、真っ赤な顔で そそくさと去っていくカップル。 固まったままの俺。 『さて、と。次、行くよ～？』 『次は" 世界の猛獣"だぞー？』 撮られた写真を確認して満足そうに笑って、スタスタ歩き出す２人を呆然と目で追いながら 思う。 世界で１番 危険な猛獣は お前らだっっ///！