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動物園デート☆7
『・・・・ゾウ・・・、鼻・・・・・・、水・・・・・、
・・・ゾウ・・・・鼻・・・っ・・・・鼻・・・・・っ・・・』
『大丈夫、みっきー!』
『売店は すぐ そこだ!』
ショックで同じ言葉を呪文のように繰り返す俺を抱えて、2人は 走る。
『着いたよ!みっきー!』
『着いたぞ!みー!』
あっという間に お昼を食べた売店まで戻って来ると、咲哉は「俺、Tシャツ買ってくる!」と そのまま売店の中へと消えていった。
『みっきーは、こっち!』
『・・・・う・・・・うん・・・・』
玲音に手を引かれ、 売店の横のトイレに入る。
『みっきー、そのTシャツ洗うから脱いで?』
『・・・・・・・・・え?』
『ほら、気持ち悪いでしょ?』
『あ・・・・・う、うん・・・・・』
玲音に促され、Tシャツを脱ぐと・・・上半身 裸になった俺を見て 玲音は・・・にんまり笑った。
『みっきーの乳首 ♪ 今日も可愛いね~!』
『っっ!! ・・・・・・・・・////っ!』
何 言ってんだ、コイツは・・・・っっ///!
ここ、公衆トイレですけど!?
いつ誰が来るか、分かんないっつーのに・・・!
玲音を睨むけど 玲音は 乳首を覗き込んでニマニマしている。
「この変態め・・・!」と、文句を言ってやろうとした時、バタバタと足音が・・・こっちに向かって どんどん 近づいてくるのが聞こえてきた。
『───────っ!!』
ヤ、ヤバ・・・・・///!
ホントに誰が来た・・・・・っ!!
お、俺、裸・・・・・・・っっ !!
裸・・・・・・・・・・・・・っっ/// !!
慌てて 変態・・・いや、玲音の後ろに身を隠す・・・・・が、
『みー。買ってきたぞ!』
足音の主は、咲哉だった。
ホッとして 顔を出すと 咲哉が上半身 裸の俺を見て 玲音と同じように にんまり笑う。
『おお!麗しの みーのちく・・・『だーっ!言わんでいいっ//// !!』』
ホントに コイツらは・・・・・//// !!
『か、買ってきたのかよっ//// !?』
腹立ちまぎれに そう聞けば・・・
『もちろんだ!』
と、俺に向かって 得意気に手に持ってる物を掲げる。
その手には、お土産店の袋と、タオルが何枚か。
『お疲れ、咲哉。そのタオルは?』
『おう!ゾウに水ぶっかけられたって言ったら 売店のおばちゃんが貸してくれた。濡らしていい、って。だから これで体、拭こうな、みー!』
説明しながらも、てきぱきと手を動かし 濡れタオルで俺の背中を拭き始める。
その横で 玲音が、俺の着てたTシャツを洗いだす。
・・・・・・・手際がいい。
さすがの連携プレイ。
・・・・えっち以外でも 発揮される事もあるんだ。
『よし。キレイになったぞ、みー ♪ 』
咲哉が俺の背中をポンッと叩く。
『こっちもキレイになったよ~ ♪ 』
玲音も洗い終わったTシャツをビニール袋に入れると、しっかり口を結んでカバンにしまった。
『・・・あ、あの・・・・・・ありがと・・////』
体も気持ちも さっぱりして・・・やっと お礼を言える余裕が出てきた。(まだ裸だけど。)
『みっきーのためなら こんなの何て事ないよ ♪ 』
『みーが困ったら、助ける!当たり前の事だ! ♪ 』
なんて言って 優しく笑ってくれて。
キューン・・・と、胸が ときめく。
『・・・・・・・・あ・・・・/////』
ありがとう・・・・と、もう1度 言おうと口を開こうとした、その時だった。
『『俺たちはみっきー(みー)を幸せにする事を誓いまーす ♪ 』』
2人が見事なハモり具合で、高らかに声を張り上げ・・・
『みっきーの乳首に誓って!』
『みーの乳首に誓って!』
同時に俺の乳首を 摘まんだ。
『──────っっ///// !!!!』
な、な、な、な、何してんだ────っっ!
前言撤回!
やっぱり コイツら ただの変態っ!!
俺のトキメキを返せ!バカ!
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