347 / 700

動物園デート☆13

『お父さん・・・行っちゃった・・・・』 男の子が お父さんが走って行った方を ジーッと見つめる。 『あ!だ、大丈夫だよ !? すぐ戻ってくるから・・・』 『『俺たちと いいコで待ってようね』』 慌てて みんなで声をかけると 男の子は「うん!」と笑ってくれて 近くのベンチに4人並んで座った。 『ねえねえ、お兄ちゃん』 ニコニコ笑顔の男の子が 俺を見て ピョコンと首を傾げる。 可愛いなー! 『うん、なあに?』 『あのね?お兄ちゃんたちは、 恋人どーし?』 きゅるんと くりくり おめめで とっても無邪気に・・・・・・とんでもない破壊力の質問を投げかけてきた。 『・・・・・・・・・え?』 ・・・・・・・・・え? 恋・・・・人・・・・? ───って、ええぇぇ・・・っっ !? な、なんで? え?なんで !? なんで・・・ なんで分かったのーっっ !? はっ! ・・・・・じゃなくて! と、とにかく、まずは否定しなくちゃ! 『い、いや・・・!俺たちはね・・・』 『そうだよ~?俺たちは~恋人なんだよ~?ね?みっきー(みー)♪』 俺が言うより前に 玲音と咲哉が あっさり認めてしまった。 『は?・・・・・・・・・・はいぃぃー !?』 コ、コイツら・・・・・/// !! なんで、すぐに肯定してるんだよ・・・! こんな子どもの前で・・・・ 信っっじらんないっっ!!

ともだちにシェアしよう!