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動物園デート☆13
『お父さん・・・行っちゃった・・・・』
男の子が お父さんが走って行った方を ジーッと見つめる。
『あ!だ、大丈夫だよ !?
すぐ戻ってくるから・・・』
『『俺たちと いいコで待ってようね』』
慌てて みんなで声をかけると 男の子は「うん!」と笑ってくれて 近くのベンチに4人並んで座った。
『ねえねえ、お兄ちゃん』
ニコニコ笑顔の男の子が 俺を見て ピョコンと首を傾げる。
可愛いなー!
『うん、なあに?』
『あのね?お兄ちゃんたちは、
恋人どーし?』
きゅるんと くりくり おめめで とっても無邪気に・・・・・・とんでもない破壊力の質問を投げかけてきた。
『・・・・・・・・・え?』
・・・・・・・・・え?
恋・・・・人・・・・?
───って、ええぇぇ・・・っっ !?
な、なんで?
え?なんで !?
なんで・・・
なんで分かったのーっっ !?
はっ!
・・・・・じゃなくて!
と、とにかく、まずは否定しなくちゃ!
『い、いや・・・!俺たちはね・・・』
『そうだよ~?俺たちは~恋人なんだよ~?ね?みっきー(みー)♪』
俺が言うより前に 玲音と咲哉が あっさり認めてしまった。
『は?・・・・・・・・・・はいぃぃー !?』
コ、コイツら・・・・・/// !!
なんで、すぐに肯定してるんだよ・・・!
こんな子どもの前で・・・・
信っっじらんないっっ!!
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