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動物園デート☆18
『まさか、みっきーから そんな事
言ってくれる日が来るなんて・・・・・!』
『ああ!まさか、みーが・・・!
なんて いい日なんだ!今日は!』
『・・・・・・・・・??』
え?・・・・なに?
なんで こんなに喜んでんの?コイツら。
同じタイミングでトイレに行きたくなったのが 嬉しい・・・とか?
いや・・・それは、ないよな。
すると、玲音がトイレに1人消え、何かを持って 出てきた。
それを入り口のそばに置くと満足げに笑う。
『よっしゃ!これで OKだね ♪ 』
『ああ。思う存分 楽しめるな ♪ 』
『・・・・・OK・・・?楽しむ・・・?』
トイレに行くだけなのに、なに 言ってんだろ?
──と、玲音が置いたものを よくよく見れば、それは「清掃中」の看板(?)。
・・・・・・・?
なんで こんな物・・・・・・
あ。
『・・・・・・掃除すんの?』
ボランティアかなんか?
と、聞いてみたけど 答えは 当然・・・
『『違いまーす ♪ 』』
・・・・だよな。
じゃあ・・・・
『さあ、みっきー。行きましょう ♪ 』
『そうしましょう ♪ 』
『え?・・・・・・・・・ぅわっっ!!』
もう1度「なんで?」と聞く前に、ご機嫌な2人に ぐいぐい引っ張られ&押され、トイレの中へ。
そして、そのまま 1番 奥の個室に押し込まれると・・・・・後ろで カチャッと鍵の掛かる音がした。
『・・・・・・・・・・・・え?』
あれ?ちょっと待って?
1つの個室に 3人一緒・・・
この状況・・・・・・まさか。
『────── !!』
まさか・・・・
恐る恐る振り向くと ニヤニヤ笑う2人がいて。
そこで、俺は 漸く自分が とんでもない勘違いをしていた事に 気がついた。
『さあ・・みっきー・・・シようか?』
『・・シたいんだよな?みーも ♪ 』
ジリジリ迫ってくる2人。
『・・・・・・・・え・・・いや・・・あの・・・』
追い詰められる俺。
『ふふ ♪ みっきー 可愛い・・・・・』
『はは ♪ 可愛いな、 みーぃ・・・』
ジリジリ。
ジリジリ。
『・・・・・・・・・・・・・・////』
狭い個室には逃げ場なんてない。
すぐに壁に背中がついた。
ああ・・・・・これは もう・・・・
2人とも、既に変態モード。
「ヤる気スイッチ」が入ってしまってる。
ダメだ・・・・
もう逃げらんない・・・・
『『光希・・・・・・・・』』
『・・・・!!!! 』
滅多に呼ばれない名前を 耳元で囁かれ・・・
腰の辺りが ぞわぞわっと 疼く。
そのまま 同時に 耳たぶを食まれると
腰が砕けて 足が ガクガク震えて 立っていられなくなって 慌てて 2人にしがみついた。
『『可愛い・・・・』』
『・・んっ・・・・っ・・・////』
耳に吹き込まれる吐息混じりの声。
さっきの濃厚なキスの余韻で ちょっとの刺激でも 感じてしまう。
『みっきー、シたい?』
『シたいか?みー。』
『・・・・・・・・っっ・・・・///』
分かってるクセに・・・・///
悔しい・・・・!
けど、触ってほしい・・・/////
俺は、2人に見えるように 大きく頷いた。
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