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動物園デート☆21
『おお ♪
3回めなのに よく射精(で)たな、みー ♪ 』
『・・・・・・っ・・・////』
い、いちいち言うなよ・・・・・
恥ずかしい・・・・・・////
今回、意識はトばなかったけどイった余韻で すんごくダルい。
早くここから出なきゃ、と思いつつも 優しく撫でる咲哉の手が心地よくて 咲哉の胸に体を預ける。
ああ・・・・幸せ。
なんて 呑気に思った──── その時。
“ コンコン ”
個室のドアがノックされる音が 静かな空間に響いた。
『っっ───── !!!!』
・・・・・・ええ !?
ウソッ !!だ、誰 !? 誰かいる !?
・・・誰かいた !?いつから !?
うはぁ!もしかして聞かれた !?
今の 聞かれちゃった !?
えぇえぇえぇえぇえっっ !!
ど、ど、ど、どうしよう・・・・っ !!
“ コンコン ”
再び 叩かれるドア。
パニックになる俺に、動じた様子もない咲哉が背中を撫でながら ゆっくり立ち上がる。
・・・・繋がったままで。
『・・・・・っ!わ・・・・・・・っ!』
ビックリして 声が出てしまい、慌てて咲哉の肩口に顔を埋める。
“ コンコン ”
3度めのノック。
ヤバい・・・・!
どうしよう・・・ !!どうしたら・・・ !!
焦りまくる俺。
それに対し、冷静な咲哉は・・・・
『はーい。今 開けまーす。』
そう言って、何故か 鍵に手を伸ばす。
・・・・・・・・・え?開けるの ??
“ カチャッ ”鍵の開く音。
・・・・・・・・えぇ?マジで ??
“ キィーッ ”ドアの開く音。
・・・・・・えぇえっっ !?
開いちゃった !!
開いちゃった ─── っっ !!
俺、お尻 丸出し・・・・/// !!
いや、それより!まだ挿ってる・・・/// !!
挿ってるから!挿ってるのに!!
お尻・・・!お尻は とりあえず いいや!
顔は・・・!顔だけは・・・・!
見られたくない・・・/////!
ますます咲哉に顔を押し付け 必死に隠す。
神様・・・・・・!
トイレの神様・・・・!
もうシません!
トイレでは もうシませんから・・・!
助けて・・・・助けてくださいぃーっっ !!
ドアが完全に開き、誰かが驚いたように 息を飲むのが分かった。
そして・・・・・
『わー!いい眺め ♪ 』
聞こえてきたのは・・・・すごく能天気な・・・・すごく聞き覚えのある声。
え?
あれ?
この声・・・・・・って。
『ただいまぁ~ ♪ 』
『おお。おかえり、玲音 ♪ 』
れお?
れお?
『・・・・・・・れ、玲音ぉ─── っっ !?』
そう。そこにいたのは・・・
買い物袋を下げた玲音だった。
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