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クリスマスプレゼント☆2
やって来たのは、駅前のショッピングモール。
夏休みに、玲音と咲哉と来たところとは違って、こじんまりしてる。
けれど、クリスマスカラーで彩られている店内は どこも、賑やかで きれいで可愛くて、見てるだけでもテンションが上がる。
『何 買うの?』
キョロキョロと お店を見ながら 聞くと、男子生徒は 「うーん」と 困った顔をして 俺を見た。
『えーと。
クリスマスプレゼントなんだけど・・・・さ・・/////。』
『クリスマスプレゼント?』
目が合うと 男子生徒の顔が どんどん赤くなっていく。
そして、耳まで 真っ赤になって、もじもじ恥ずかしそうに ぽそっと囁いた。
『うん。その・・・か、彼女に・・・////』
『あ・・・・・///そ、そうなんだ////』
彼女、いるんだぁ・・・
なんか、真っ赤になって照れてる姿が 初々しくって 俺まで 照れてしまう。
『つきあって初めてのクリスマスだからさ・・・なんか 記念になるものをプレゼントしてあげたいんだけど 1人じゃ なかなか決められなくて・・・・・//////』
『うんうん。』
そっか!
つきあって
初めてのクリスマスだもんな!
そうだよな、
プレゼントあげたいよなぁ
ん?
つきあって・・・
初めてのクリスマス・・・・?
好きな人に・・・・
好きな・・・・人に・・・?
あれ?
それって、俺も・・なんじゃ・・・ !?
ヤバい!
俺・・・俺・・・・、
そんなこと考えてもなかった!
どーしよーっ!
『佐野山?』
『・・・・・・・・・・・』
『佐野山?・・・・おーい。』
『・・・・はっ!・・・あ、な、何っっ !?』
『・・・・・・・・・』
ジー。
『・・・・・・・・なに////?』
男子生徒は、何かを言いたげに 俺を見つめる。
『・・・・もしかして、まだ?』
『・・・・・・へ?』
『あの2人へのプレゼント。
買ってないんなら 一緒に探す?』
『・・・・・・っ!う、うん!探す!』
まだ、っていうか 全然 頭になかったんだけど・・・、って事は内緒にしとこう。
『じゃあ、
片っ端から お店に入って探そう。』
『おー!』
玲音と咲哉にプレゼント!
これは 俄然 やる気が湧いてきた!
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