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クリスマスプレゼント☆8
─── そして、クリスマス 当日。
午後から やって来た俺だけど、
玲音の家で 映画を見ても、ゲームをしても
そわそわと落ち着かなくて・・・・
そんな俺の変な雰囲気を感じたのか、珍しくエッチな雰囲気にはならず、健全に過ごした。
そして、そわそわのまま 晩ごはんを済ませた俺は・・・・
『玲音、咲哉・・・、これ・・・////!』
ドキドキしながら 2人に そっと包みを差し出す。
『え!え?もしかして・・・・ !?』
『クリスマス・・・プレゼント !?』
『う、うん・・・・・///』
『うわー!ありがとう、みっきー!』
『ありがとうな、みー!』
嬉しそうに、いそいそと包みを開け始める2人を じっと見守る。
どうかな・・・・
喜んでくれるかな?
結局、例のミニスカサンタは買わなかった。
あれを買って、2人にプレゼントしたら 自分がどんな目に遭うか・・・・冷静になれば すぐ 分かる事な訳で・・・・・。
1人になって 切羽詰まった俺は、普段なら絶対に入らないだろう輸入雑貨のお店に 飛び込んだ。
そこで見つけたのが、
『わ!マグカップだ~!』
『おお!いいな、これ!』
3人 お揃いのマグカップ。
単色だけど、動物だけ幾何学模様で描かれた シンプルな カッコいいマグカップ。
輸入雑貨って高いイメージだったけど、3つ買っても お手頃な価格で 即決。
ちなみに、玲音はライオン、咲哉は ゾウ。
俺は・・・・ネコ。
『ありがとう、みっきー!』
『サンキューな、みー!』
2人が 目を うるうるさせて、ギューッと俺に抱きついてくる。
『後で、これで お茶 飲もうね!』
『ああ、そうだな!飲もうな!』
『うん・・・////』
あ。よかった。
ホントに 喜んでくれてる・・・・・。
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