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もう1つのイベント☆5

『『・・・・・・・・・・・・・・』』 ジーッ 突然 現れた2人の男性に 無言で 見つめられ、ビキッと固まってしまう俺。 だ、誰・・・・・・・・・ !? 声も出せずに そのまま見つめあうこと暫し、 男性の1人が俺に声をかけてきた。 『うちに何か用かな?』と。 『・・・・・・・・・・・え?』 うちに・・・・・? うち?うちって事は・・・・・この人・・・ もしかして・・・・・・ 『あ、あの・・・・・・・・』 ゴクリ、と唾を飲み込んで 意を決して口を開く。 『『『もしかして・・・・・・』』』 向こうの2人も同時に口を開き、 3人で見事にハモった。 『お父さんですか?』 『みっきー君?』 『みー君?』 後はバラバラだったけど、お互いに言った事は よーく分かった。 『『『・・・・・・・・あ 』』』 思わず顔を見合わせて・・・ぷはっと同時に吹き出す。 ・・・・・ああ。 笑った顔、玲音と咲哉に どことなく似てる。 って事は やっぱり・・・・ 『あの・・えと・・・・お父さん・・・ですよね? 玲音と咲哉の。』 『うん。そうだよ ♪ 』 『お父さんです ♪ 』 『『キミは みっきー(みー)君だよね?』』 見事にハモる お父さんたち。 息ぴったり。 こんなトコまで似てるのか・・・・ なんか すごいな・・・・(笑) 『『みっきー(みー)君?だよね?』』 ぽけーっとしてたら また聞かれてしまった。 『あ! そ、そうです・・・/////。 あ、はじめまして!佐野山 光希です!』 慌てて頭を下げ、忘れずに自己紹介もする。 『『 可愛い~!』』 にこにこの2人に 頭を撫でられまくられる。 やっぱり・・・・似てる。行動まで。 『なんかさぁ、玲音と咲哉が夢中なのが よーく分かるねぇ ♪ 』 『・・・・ああ。全くもって そのとおりだな。』 『『可愛い~ ♪ 』』 『・・・・・・・・////////』 頭を撫でる手が優しくて 恥ずかしいけど・・嬉しい。 きっと、あと何年かしたら玲音と咲哉もこんな風になるんだろうか・・・ なんて思ったりなんかして。 玲音と咲哉かぁ・・・・・ あ!そうだ! 玲音と咲哉・・・・・! 俺、2人に会いに来たんだった! 『あ、あの・・・、れ、玲音と咲哉は・・・?』 『ああ、あの2人ね~』 『ちょっと野暮用で出てるんだ』 『・・・・・・そ、そうですか・・・・・・』 がっくり。 『でも、すぐ帰ってくるから』 『中で待ってるといいよ 』 門扉が自動で開きだす。 2人のお父さんに 入るように促されて 俺は少々 気が引けながらも 中で待たせてもらうことにした。

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