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もう1つのイベント☆10

『・・・・っ///!お前ら・・・これ・・・これ・・///』 『あはは。思い出した~?』 『ふはは。思い出したな ♪ 』 『──────っっ////!』 思い出したも何も! これ・・・これ・・・・・//// !! っていうか、これか・・・・! これなのか・・・・・! これが誕生日プレゼントだったのか・・っ! 全て思いだし、がっくり項垂れる俺に、聞こえてくるのは いつもの能天気な2人の会話。 『あの時のみっきー 可愛かったよね~ ♪ 』 『ああ。最っ高に可愛かったよな~ ♪ 』 『あの時のみっきーの・・・アレ~ ♪ 』 『ああ。あの時のみーの・・・アレ ♪ 』 あの時の・・・・・俺。 あの時の・・・・・、 ────っ//// !! はーわわわわっっ///// !!!! 『・・・っ/// お、思い出さんでいいっっ//// !!』 ありとあらゆる 恥ずかしい記憶が次から次へと鮮明に浮かんできて、慌てて2人を止めるけど・・・・ 『え~?なんでぇ~ ??』 『なんでだ!みーっ !?』 2人が ピョンッとベッドに飛び乗ってきて、両側から ガッシリと俺の手を握る。 『なんで~?』 『なんでだ?』 不服そうな、不満そうな顔で マジマジと見つめられ、色んな感情が入り交じって いっぱいいっぱいになった俺の中で・・・何かが弾けた。 ドカンと。 『は・・・・・////、は・・・・・・//// 恥ずかしいからに決まってンだろーがぁあぁあぁあぁあっ/// !!』 この日、1番の大きな声で叫ぶ。 『あはは~!みっきー可愛い~!』 『ふはは~!可愛いなぁ、みー!』 俺の恥ずかしさも 怒りも 居たたまれなさも どこ吹く風・・とばかりに嬉しそうに抱きつく2人。 ああ・・・・もう・・・ホントにコイツらは。 呆れて言葉もでない。 ・・1年の 初っぱなから こんな感じで 大丈夫なんだろうか、俺。 とっても心配。 はあぁ ─────。(がっくり)

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