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もう1つのイベント☆11

☆10月22日・咲哉の誕生日☆ 『みー、今日は これを着てくれ。』 そう言って 咲哉が差し出したのは・・・ 淡いピンクのナース服。ナース帽つき。 (当然、女物と思われる。) 『は・・・・・・・・・?』 『これを着てくれ。頼む。』 神妙な顔で ベッドの上に正座して、深々と頭を下げる咲哉。 『お願い、みっきー。』 玲音まで 隣で頭を下げる。 『え・・・いや、・・・・・・え?え?』 なんだ・・・・? 急に どうしたんだ? いつもなら・・・俺の意思なんて関係なく 無理やり 着せるクセに(それも楽しそうに)、 今日は 一体 どうしたんだ・・・ ?? 『え・・・えと・・・これ・・・を 着ろと・・・?』 俺の言葉に 2人が ガバッと顔を上げ、高速で頭を上下に振って頷く。 『・・・・・・・・・・・・・・・。』 えーと。よく分かんないけど。 目の前に置かれたナース服に視線を移す。 短い・・・・超 短い。 これ俺が着たらパンツ見えんじゃね? ってくらい短いんですけど。 これを・・・・これを・・・俺が?着んの? なんとも返事が出来ずに固まっていると 『頼む!みー!』 『お願い!みっきー!』 2人が またしても ものすごい早さで頭をベッドに擦りつけて 懇願する。 『え・・・、ちょ、ちょっと・・・・』 2人にしては、えらく殊勝な態度・・・・ って言っても、相変わらず言ってる事は むちゃくちゃだけど。 『・・・・・・・・・・・・。』 『頼む~、みー。』 『お願い~、みっきー。』 土下座したまま、もう1度 お願いされて 俺は、 『あ~、・・・・うん・・・・・・・分かった。』 仕方なく(←ここ重要!)覚悟を決めた。 ミニスカナース服。 これを土下座してまで見たいモノなのか どうか、俺には理解 できないけど、ここまで頼まれたら・・・イヤとは言えないんだよなぁ。 それに、この2人と 付き合ってると コスプレぐらい どーって事ないわ、って思っちゃうんし・・・。 甘いよなぁ、俺・・・・。

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