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もう1つのイベント☆12
着ることはOKしても、さすがに目の前で着替えるのは抵抗があり、 バスルームへ移動した。
『う~ん・・・・・』
今回も、ちゃっかり下着まで女物が用意されてて・・・それはまあ いいんだけど。
『う~ん・・・・』
新たなアイテム。
それは・・白いストッキング。
新たな強敵の登場だ。
『う~ん・・・・・』
なんとか 着ましたけども。
『似合わん・・・・・』
毎度の事ながら全っっ然 似合ってないんですけど。
ていうか、今更ながら
母さん・・・!ごめんなさい!
神聖なる戦闘服(←母の仕事着の呼び方)を
俺なんかが着て・・・しかも その目的が こんなんで・・・ごめん・・・っ!
着るって決めたのは自分だ。
それに これは神聖なる戦闘服とは違う。
断じて違う。別物だ。
自分に言い聞かせ、バスルームを出る。
似合う、似合わないは 仕方ない。
着ろって言ったのは アイツらだし。
どー見えようが俺の知ったこっちゃない。
ガチャ。
歩く度に擦れるストッキングに苦戦しながら
寝室のドア開けると、2人が ベッドに並んで正座して待っていた。
俺が出ていった時のまま、1ミリも動いていない。
その姿は まるで「待て」を忠実に守っている大型犬みたいで 思わず吹き出してしまう。
『お・・・・お待たせ・・・・・////』
やっぱりジロジロ見られると恥ずかしくて
ゆっくりと ベッドに近づくと
俺を見上げる2人の顔が 分かりやすく、
パア~ッと輝いた。
『わぁ・・っ!・・・うわぁ・・・可愛い!』
『おお・・っ!・・・うおぉ・・・可愛い!』
『・・・・・・・・・・・/////』
本気で喜ぶ2人に いつもの如く 思うこと。
マジで 眼科に行け。
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