404 / 700

もう1つのイベント☆34

* * * * * * * 「・・・・・きー・・・・みっきー・・・」 「・・・・・ぃー・・・・みぃー・・・・・」 遠くで 俺の名前を呼ぶ玲音と咲哉の声が聞こえる。 『・・・・・・・・・・・・・・』 なんだろう・・・・ 声は聞こえてるのに 目が・・・・開かない・・・・・ 瞼が重くて・・・・体も重くて すんごく ダルい・・・ 「みっきー、起~き~て~?」 「そのまま寝るとヤバいぞー?」 んん・・・・・・? ヤバい・・・・? ・・・・なにが? 「丸だしで寝たら風邪引くよ、みっきー?」 「せめて、パンツだけは履くんだ!みー!」 丸だし・・・・ パンツ・・・・・・ 何 言ってんだ? 丸だし・・・・ 丸だし・・・・? パンツ・・・・ パンツ・・・・ パンツなら履いてるけど・・・・・? モゾモゾと重たい手を動かし、腰の辺りを触ると、布ではなく、素肌みたいな感触に戸惑う。 あれ? 履いてない? ・・・・・なんで? えーと・・・・・・ 『─── はっっ !!!!』 お・・・・思い出したーっ///// !! 慌てて ガバッと起き上がって 目をやれば 確かに下半身 丸だしで・・・ 『わぁあぁああぁあっっ !!』 シーツ・・・・・! シーツが・・・・・ 俺の射精(だ)したモンで、濡れてて びっしょびしょぉぉぉぉっっ !! 『あわわわわっっ!ど、どうしよう!』 え、えーと・・・ とりあえず、洗濯! ・・・・いや。 今からしたら母さんたち 起こしちゃう・・・! じゃあ、洗濯は明日か・・・・ 母さんに頼んで・・・・・・って! いやいやいや、無理っ! バレたら困る! でも、俺が洗濯したら変に思われるだろうし・・・・・! と、どとど どうしよー !! 頭の中は もう大パニック! そんな ワタワタ、オロオロする俺とは対照的に 2人は の~んびりと話してくる。 「あは。みっきー ♪ 起きた~?」 「ははは。起きたか~?みー ♪ 」 能天気に・・・・このヤロウ・・・(怒) なんか・・・・・ムカつく・・・・! 誰のせいだと思ってんだぁぁぁーっ !!

ともだちにシェアしよう!