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もう1つのイベント☆35
『・・・・・起きたっ!でも、もう寝るからっ!
じゃあな!』
起こしてくれたのは有り難いけど
もう つき合ってられない!
電話を切ろうと画面を見ると・・・
上半身 裸の2人が へらへらと笑って手を振っていた。
「まあまあ。先ずはパンツ履いて?」
「そうそう。ズボンも忘れずにな?」
『・・・・・・・・・・・・・』
お前らは 服 着なくて いいのか・・・・?
って、突っ込みたいところだけど。
もう、相手にするのはやめよう。
疲れるだけだし。・・・眠いし。
「ほら早く。風邪ひいちゃうから。」
「そうだぞ?風邪ひいたら大変だ。」
へらへら顔は 真顔に、能天気な口調は
一転して、心配そうな口調に変わる。
・・・・あれ?
ホントに心配してくれてんの?
「ほら、みっきー」
「早く早く、みー」
『・・・・・・・・・っ、・・・・・・・うん・・・』
確かに、段々 寒くなってきたし、風邪ひいたら困るな・・・。
それに、いくら自分の部屋でも チン○丸だしは恥ずかしい。
怒って悪かったかな・・・?
と、思いながら、2人に急かされて 素直にパンツとズボンを履いて、スマホを手に取った。
「「あ。履いた?」」
『・・・う、・・うん。 履いた。』
「ふふっ。いいコ ♪ 」
「いいコ、いいコ ♪ 」
へらへら復活。
画面に 2人の手のひらが映る。
まるで、頭を よしよし するみたいに。
『・・・・っ、う、うっさい ////!
人の事ばっか言ってないで、お前らも服 ちゃんと着ろよっ!』
まだ上半身 裸のままのヤツに言われたくないっつーの!
「うん。でも大丈夫。俺たち丈夫だし。」
「そうそう。むしろ、暑いくらいだし。」
『・・・・・・・ふーん。』
あっそ。
余計なお世話な訳ね。
「みっきーの可愛い声 聞いたからね ♪ 」
「ああ。いまだに興奮 覚めやらずだ ♪ 」
『・・・・・・・っ・・・・・//////』
ああ・・・そう。
それ、聞きたくなかった・・・・
結局・・・また いつものように流されて
シちゃったし・・・・////
って、もー!
思い出しちゃったじゃないか・・・・・////
「あ、そうだ。みっきー」
『・・・・なに?』
「シーツ、大丈夫?」
『え? あ─────っっ !!』
そうだった・・・・・忘れてたっっ!
『と、どどどどどうしよう・・・ !?』
「まあ。すぐ洗った方がいいんだけど・・・」
「とりあえずティッシュで よーく拭いて 」
『う・・・・うんっ・・・!』
ベッドを飛び降りて、勉強机に置いてあるティッシュを取りに走る。
『取ってきた!後は・・・っ !?』
「後は、ん~・・・バレないように祈ろう ♪ 」
「ああ、そうだな。俺たちも祈る ♪ 」
『・・・・・・・・・は?』
「じゃあね、おやすみ~ ♪ 」
「おやすみ。すぐ 寝ろよ?」
『・・・・・っ!ちょ、ちょっと・・・・』
プツン。
あれほど切らせてくれなかった癖に・・・・
焦る俺を置き去りに 2人は とっとと
電話が切ってしまった。
真っ黒になった画面を見て 暫し、呆然。
『・・・・・・・・ア・・・・アイツら・・・・・』
ゆーるーさーんっっ!
今度 会ったら 殴るっっ !!
こてんぱんのギッタギタにしてやる・・!
でも、先ずはシーツをなんとかしないと・・・!
くそぉーっっ !!
怒りのまま、ティッシュを何枚か引き抜いて、ゴシゴシ拭く。乾くまで 何度も拭いて、念のため 消臭スプレーを ぶっかけた。
とりあえず 今はこれでガマンするか・・・
・・・・・ああ・・・・・・・・疲れ・・・た・・・・・
安心したら、どっと疲れが 全身に 重く のし掛かってきた。
精液のついた所を避けて、ベッドの端に 倒れ込むと、すぐ・・・ものの数秒で 深い眠りに堕ちていった。
今度は、誰にもジャマされず 朝まで ぐっすり。・・・・・布団を被るのも 忘れて。
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