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みっきー風邪をひく☆1
昨日は・・・・・
午前中たっぷり眠って、
風邪薬も飲んで、
一日中ゴロゴロして、
風邪薬も飲んで、
夜も早めに寝たというのに。
翌日、1月3日。
俺は熱を出していた。
『38℃か・・高いわね・・・・』
『だ、大丈夫か?光希??』
仕事モードでテキパキ動き回る母さんと、
オロオロ、あたふたしてるだけの父さん。
対照的で、見てると面白いんだけど
今は目を開けてるのもツラくて・・・・
『・・・・・・う~・・・・』
最悪だ・・・・・・
昨日より 体が重くてダルい
あれだけ寝たのに ちっとも良くなってないなんて・・・最悪・・・・。
『多分、インフルエンザじゃないから。
ゆっくり寝てなさい、ね?』
『そうだな。ゆっくり寝て治そうな。』
『・・・うん・・・・・・・』
『父さん、今日 向こうに行くけど、
時間ぎりぎりまで傍にいるからな。』
『・・・え・・・・・・』
あ・・そっか・・・2人とも 休みは今日までで
今日は夕方、父さんを駅まで見送りに行くって約束してたんだった・・・・・
それなのに 熱なんか出して・・・
『う~・・・ごめん・・・ね・・・・』
なんか情けない・・・・
『なに言ってんの。謝る事じゃないでしょ?』
『そうそう。病気の時ぐらい 父さんに ドーンと甘えなさい。』
『・・・・・・・う・・・ん・・・・・』
甘えろって言われても この年で 父親に甘えるって どんな感じなんだろ・・・?
甘え方がよく分からない・・・
ぼんやりした頭で 考えていると・・・・
母さんが作った お粥を 父さんが食べさせようと フーフーしてるのが目に飛び込んできて 慌てて よろよろと起き上がった。
いや!いくらなんでも!
それは・・・ないっ///!
『じ、自分で食べる・・・・っ///!』
『え・・・でも、光希・・・・』
『大丈夫!自分で食べられるから・・・!』
『えー・・・そ、そうか・・・?』
残念そうな顔をする父さんには申し訳ないけどトレーを強引に受けとると自分で お粥を食べて、薬を飲んだ。
『食欲はあるみたいね。』
『そうだな。よかった。』
キレイに平らげたお粥の茶碗を見て、母さんも父さんも ホッとしたように笑う。
『よし。じゃあ横になろう、光希。
しっかり寝なさい。』
『うん・・・・・』
『父さん、傍にいるからな!』
『うん・・・・』
ここは、素直に甘える事にして・・・ 支えてもらって横になると ゆっくりと目を閉じた。
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