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みっきー風邪をひく☆2
『みっきー・・・・・』
『みー・・・・・・・・・』
誰かが呼んでる・・・・
『みっきー・・・・・』
『みー・・・・・・・・・』
ん・・・・?
この声・・・
玲音と咲哉の・・・
って、・・・・・あれ?
ここ・・・俺んち・・・だよな
2人がいるわけ・・・ない・・・・
って事は これは夢・・・・・?
そっか、夢か・・・・・
『みっきー・・・』
『 みー ・・・・・・』
頬を撫でる優しい手。
夢なら何してもいっか、と その手に
すりすりっと頬を擦り付ける。
『ふふ。可愛いね・・・・みっきー』
『猫みたいだ。可愛いな、みー』
可愛い・・・?
俺、可愛い・・・?
そう・・俺、可愛くなったんだって
前より・・・可愛く。
すごいだろー?
ふふ。
すりすり。
『光希が・・・・甘えてる!
・・・これは、一体どういう事だっ!?』
あれ?この声は・・・父さん?
『ふふー。俺たち、仲良しなんです ♪ 』
『そうです。仲良しなんで、俺たち ♪ 』
夢の中に・・・・・父さんと、玲音と咲哉が
一緒にいる・・・。
ふふ、変な夢・・・・
『そうか・・・仲良し。・・・あ!
もしかして光希がよく泊まりに行ってるって言う・・お友だちって・・君たち !?』
『そうです、そうです~。』
『それ、俺たちの事です。』
『そうか~!光希がいつもお世話になって』
『いえいえ~』
『いやいや~』
・・・・・・・・・ん?
なんか夢にしては・・・
ハッキリ聞こえすぎじゃね?
重いまぶたを 無理矢理 こじ開けると・・・
見慣れた自分の部屋の天井。
やっぱり・・・俺の家。
なんだ、やっぱり夢か・・・・
ちょっと寂しくなって、くるっと横を向くと・・・見慣れた顔が・・・2つ。
『・・・・・・・・・・っ!』
ホントに いた・・・・!
───玲音と咲哉が。
『俺たち みっきー 大好きなんで ♪ 』
『そう、みーの事 大好きなんで ♪ 』
『そ、そうか・・・へぇ・・・・それは
ありがとう・・・・・・』
え・・・・・・・・?
なんで・・・・?
なんでか 分からないけど、玲音と咲哉が俺の部屋にいて、父さんと喋ってる・・・・
『1日も 会ったんですよ~ ♪ 』
『みーが会いに来てくれて ♪ 』
『へ、へー・・・・・って1日 ?って、元旦?』
『『はい ♪ 』』
『え・・・元旦・・・・て・・・光希は・・・・・あれ?
確か・・・好きな人に・・・会いに行ったって・・』
そう。そうだよ、父さん・・・
元旦は・・・俺・・・・
会いに行ったんだよ?
玲音と咲哉に・・・・
好きな人に・・・
好きな人に・・・・・・?
『ああ、それは・・・』
『そのとお・・・『わ───────っっ !!』
マズいっ!それ以上は・・・・・・っ!
俺は慌てて飛び起きると、2人の言葉を遮るために 思いきり叫んだ。
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