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みっきー風邪をひく☆9

『『おいしかった ♪ ごちそうさま ♪ 』』 玲音と咲哉の ご機嫌な声が ぼんやり聞こえる。 『・・・・・・・・・・・・・・・・』 俺はというと もう・・・息も絶え絶え・・・ それほどに 2人の「お仕置き」は 濃厚だった。 抵抗してもムダだろう・・・と受け入れたものの まさか2人が同時にキスしてくるなんて・・・ 想像もして・・・なかった・・・・/// 初めは 頬っぺに チューって可愛いもんだったんだけど・・・その後は・・・・・・ “みっきー、舌 出して?” “みー、大きく口開けろ ” とか 何とか言われて、俺と玲音と咲哉の舌が絡まりあって ぐちゃぐちゃのとろとろで・・・ ・・・もう、それはもう・・・・ 濃厚でございました・・・・・・・ 『・・・・・・・・・・・////』 あ・・・思い出しただけでも 恥ずかしい・・・うぅぅ・・・っっ//// 『感染っても・・・知らないからな・・・///』 やられっぱなしは悔しい・・・から ささやかに反抗してみる。 『あはは。大丈夫だよ?』 『ははは。丈夫だからな』 軽く笑い飛ばされてしまった。 『・・・あっそ・・・・・』 言ってもムダか。 はぁ・・・と 大きくため息をついて 寝返りをうった拍子に お腹が ぐぅーと鳴った。 『・・・・・っ・・・・・///////』 『あ。お腹 空いた?みっきー』 『待ってろ、お粥 作ってくる』 2人が 同時に立ち上がって部屋を出ていこうとする。 『うん・・・・・・』 と、答えてから・・・ 俺は やっと ある異変に気がついた。 『あれ?そういえば・・・・母さんは?』 目が覚めてから あれやこれや 色んな事がありすぎて すっかり存在を忘れてしまっていた(汗)けれど・・・あれだけ大騒ぎしてたのに 何も言ってこないとか・・・・おかしい・・よな? 『あ、みっきーのママさんはね』 『急に夜勤になったんだってさ』 『・・・・夜勤?』 『そう。誰かの代わりに お仕事行かなくちゃいけなくなったみたいでね』 『そうなんだ。それで、俺たちが 看病のために ここに呼ばれたんだ 』 『あぁ・・・・・・・そうなんだ・・・・』 『どうせ4日からお泊まりの予定だったし、ウチに連れてこうかと思ったんだけど・・・』 『ママさんが、明日 みーの具合を診てから 行けるかどうか 決めたいって言うから』 『・・・・・なるほど・・・』 『『だから、今日中に治しちゃおうね(な)!』』 『・・・・・・・あはは・・・・・・うん』 『じゃあ、俺たちはお粥作ってくるね ♪ 』 『おとなしく寝てろよ?みー ♪ 』 『・・・・・うん』 『起きたら、お仕置きだからね(な) ♪ 』 にっこり。 意味ありげに笑うと 2人は部屋から出ていった。 『・・・・・・・・・・・・』 お仕置き・・・・・ 『・・・・・・・・・・・・寝よ』

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