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みっきー風邪をひく☆11
『ん・・・・・・・・・・』
───目を覚ました時
まず目に飛び込んできたのは・・・
見慣れた天上・・・・
寝心地のいいベッドに
さらさらのふかふかの布団。
あー、気持ちい・・・
いっぱい寝たから 気分は すっきり爽快!
『ん~ ♪』
あー、さらさら ふかふか気持ちい・・・
ウチの布団と大違いだなぁ・・
・・・・・・ん?あれ?
ここ・・・・
『・・・・・・・・あれ?』
キョロキョロ見回すと ここは玲音の家・・・
あれ?なんで?
いつの間に?
不思議に思いながら 起き上がる。
──と、ちょうど そのタイミングで 部屋のドアが勢いよく開いて、玲音と咲哉が入ってきた。
『おっはよ~、みっきー ♪ 』
『おはようさん、みぃー ♪ 』
『・・・・・え、お、おは・・・んぶっ・・!』
ご機嫌で飛びついてきた2人に 交互にキスされる。
『んっ///!ちょ・・・んむっ・・ん・・・・///』
朝っぱらから こってり濃厚なキス。
鬱陶しい、ていうか息が苦しい・・・!
『んっん!んんんん!』
← (ちょっと!苦しい!)
『ん?なんだって?玲音 』
『えっと~、もっとキスして、かな?』
『───っ !?』
・・・・・・な!(怒)
また、コイツは・・・////!
『ぷはあっ!ち、ちがーう///!
玲音!都合のいいように訳すな!』
2人の顔を ぎゅうぎゅう押して、なんとか キスをほどいて噛みつく。
『あはは。冗談だってば~ ♪ 』
『すまん。冗談だ、冗談~ ♪ 』
『・・・・もう・・・////』
むー と睨んで見せても 2人はヘラヘラ笑うだけ。
これっぽっちも悪いと思ってないな・・こりゃ。
ここは、もう1度 布団に潜って 徹底的に無視を決め込んでやりたい・・・ところだけど
昨日 一昨日と 寝過ぎたからか 腰が痛くて
これ以上 ベッドに横になってるのは ツラい。
・・・・・お腹も空いたし。
というワケで、2人を押し退けて!
・・・押し退け・・・・て・・・
押し退け・・・・られな・・いぃぃ・・・・・・!
『ふふ。みっきー、何してんの?』
『ははは。何がしたいんだ?みー』
2人に笑われる。
うぅ・・非力な自分が恨めしい
残念ながら 力では無理そうなので
ちょっと考えて作戦変更!
『お、お腹・・・空いたなー』
なんて 言ってみたりしてみる。
すると、
『じゃあ、すぐ用意するね ♪ 』
『よし!待ってろよ、みー ♪ 』
2人は俺から すぐに離れ ベッドから ピョンッと飛び下りた。
よっしゃー ♪ 作戦、成功 !!
俺、頭いい!
心の中で ガッツポーズ!
『あ、そうだ。もう起きてもいい?』
これも確認しとかないと。
また「お仕置き」とか言われたらイヤだしな。
『もう熱も 下がった事だし、いいよ ♪ 』
『無事ママさんの許可も 貰えたしな ♪ 』
これもOK!よっし!
ん?・・・・母さん・・・?
『あ!・・・・・そういえば
俺、いつの間に ここに・・・・?』
そうだ・・・これも 聞きたかったんだ!
『ああ、朝だよ?
みっきーてば起こしても起きないから』
『起こすのを諦めて、シーツに くるんで
車で 運んだんだ』
『え・・・・・・・・////』
起こしても・・・起きなかった?
って、俺・・・
どんだけ爆睡してたんだ・・っ ////
軽く凹んでいると 2人が ドアの前で振り向いて ニヤッと笑った。
『あのシーツ 洗濯しといたからね? 』
『・・・?あのシーツ・・・?』
・・・・なんだっけ?
『みーの精液が染み込んだシーツだよ ♪ 』
『は・・・、なっ、─────っっ/// !!』
シーツ////!
って、あのシーツかっ////!
あの夜のコトを思い出してボボンッと真っ赤になった俺を見て 2人は楽しそうに笑う。
『みっきー、可愛いー ♪ 』
『可愛いなあ、みーは ♪ 』
『・・・・う、うっさい・・/////っ !!』
腰が痛い とか、もう!どうでもいい/// !!
俺は・・・布団虫になる!
『じゃあ、待っててねー ♪ 』
『美味しいの作るからな ♪ 』
頭から布団にくるまった俺に、2人は笑いながら そう言うと、部屋から出ていった。
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