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バレンタイン☆3
やはりというか、当然というか
玲音の家に着いて、部屋に入った途端
裸に剥かれた。
ブレザーにカッターシャツ、
ネクタイ、スラックス
下着に、くつ下・・・・
着ていたモノが 次から次へ 宙を舞う。
3人仲良く全裸になったところで
寝室へ 。
ベッドの上、すっぽんぽんの俺に のしかかる変態エロエロモード全開の2人に ダメ元で
1つ お願いをした。
“ ひとり1回ずつで ” と。
一瞬、目を丸くした2人だったけど・・・
渋々ながらも 一応 頷いてくれた。
よし。これで一安心。
『みっきー ♪ 』
『みぃーぃ ♪ 』
改めて、2人が覆い被さってくる。
『みっきー ? 』
『みぃーぃ ? 』
デレデレと 目尻を下げて 嬉しそうに俺を見る。
『・・・な、なに・・・・・?/////』
『『今日も可愛いね(な) ♪ 』』
チュッ
頬にキスを落とし ますます 目尻を下げる。
もう なんというか ヘニャヘニャに緩みきったその顔は・・・いつものイケメンさは微塵もなくなってる。
『・・・・・・・・・・・///////』
・・・ていうか、
ものすごく恥ずかしいんだけど・・・・////
なんなんだ・・・・////
いつもにも 増して 変・・・
その後も 2人は なぜか いつもより丁寧に
というかしつこく 身体中にキスを落とす。
『みっきーの耳 ♪ 』
『みーのおでこ ♪ 』
チュッ
『みっきーのお鼻 ♪ 』
『みーのほっぺた ♪ 』
チュッ
『『そして~!みっきー(みー)の唇っ ♪ 』』
チューッ
『『かーわーいーいーっ ♪ 』』
身をよじり、悶える2人。
『・・・・・・っっ・・・・///////』
うう・・・・/// やっぱ・・・・恥ずかしい・・・////
なんなの・・・・・・これ・・・////
なんのスイッチ入ってんの?
そして、さらにキスの嵐は続く。
『みっきーの鎖骨 ♪ 』
『みーの喉ぼとけ ♪ 』
チュッ
『みっきーの肩 ♪ 』
『みーの大胸筋 ♪ 』
チュッ
『・・・・・・・っ・・///』
『みっきーの・・乳首っ ♪』
『みーの ちく・・『だあぁぁぁぁぁっ!
やめろっ!恥ずかしいっ!
いつまでやるんだよ!それ /////っっ !!』
ベシッと2人の頭を叩く。
すると、玲音が きゅるるん と目に いっぱい涙を溜めて俺を悲しげに見た。
『・・・・・・・・・・っ ??』
『ひ、ひどい・・・っ、俺たちはただ・・・1回しか出来ないなら・・・みっきーの体をいつもより丁寧に丁寧に 愛でようと思っただけなのに・・・・・!』
『は、・・・はい・・・・・・?』
『そうだぞ・・?俺たちは 1回しか出来ないのなら・・・ただただ みーの すべてを・・・これ以上はないってくらい 愛そうと思っただけなんだ・・・・!』
咲哉までもが うるうる と涙ぐんで 俺を悲しげに見てくる。
『え・・・?い、いや・・・・あの・・・・・え?』
なにそれ。
俺が悪いの?
『うう・・・みっきーのおバカ・・・』
『くっ・・・みーの意地悪さん・・・』
肩を震わせ 俯く2人。
え。なにこれ。
な、泣いてる・・・??
え?泣かせた !?
そんなバカな!
『わ・・・・ご、ごめん・・・・!』
非常事態発生!!
慌てて 2人の顔を覗きこむ
────が。
『・・・・・・・・・おい』
2人はというと・・・
口元に手をあて 肩を震わせながら
どう見ても、
疑いようがないくらいハッキリ
すごく 分かりやすく
笑っていた。
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