･･････････どうしよう 眠れない････ 眠れ･･･ない･･･ まったく、全然、ちっとも 眠れない･････！ 緊張してるのか 興奮してるのか よく分からないけど 気持ちが ソワソワして 眠気は 訪れて来てくれない････ なのに･････ 両隣で すやすや寝息をたてる玲音と咲哉を 恨めしく見つめる。 気持ちよさそうに寝てるなぁ･･･ 『おーい･･･････』 頬っぺたを ツンツンしてみたものの･･･ とても起きそうにない。 仕方なく、起こすのは諦めて 天井をジーッと見つめる。 いつもなら･････ こってり濃厚に･･･ドロドロに愛されて 最後は ワケ分かんなくなって、 意識が飛んで･･･朝まで ぐっすり････ って感じなのに････ ホントに疲れてるんだろうな････ ベッドに入って すぐ寝ちゃったもんな っていうか･･･ コイツら、何を作ったんだろ？ なんか トンでもなくすごいモノだったら どうしよう････ ････俺、普通のブラウニーなんだけど 大丈夫かな･･･？ あ、ヤバ････ 今度は不安になってきた･････ ますます眠れないじゃんか───！ * * * * * 大丈夫、大丈夫････ 玲音と咲哉なら 何をあげても絶対に喜んでくれる･･･ 自分に言い聞かせても 不安は どんどん大きくなっていく。 ダメだ････！ このまま ベッドに横になってても 色々 考えちゃって眠るどころじゃない･････！ こうなったら･････ 散歩でもしよう！ そう決めると ２人を交互に見つめて･･･起こさないように 細心の注意をはらいながら そっと ベッドから抜け出した。