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バレンタイン☆11
こんな時・・・・・・
いつもなら
玲音と咲哉が すっ飛んで来そうなモノだけど・・・・・今日は・・・今日は・・・・
全然、まったく 来る気配なーしっっ!
アイツら、マジで寝てんのか・・・・!
ていうか、この2人・・・
お酒臭いっっ!
酔ってる・・・?
絶対、酔ってるーっ!
『あ、あの・・・///あの・・・・///
そろそろ・・・離して・・・・下さーいっっ』
泣きそうな声をあげると、やっと 2人が
離れてくれた。
『あはは~、ごめん ごめん』
『ははは、可愛くって つい』
『・・・・・・・・・』
悪びれず、しれっと 言う お父さんズ。
そんなトコも アイツらとそっくり・・・・
さすが 親子。
『座って 話そっか』
『あっち、行こう 』
『あ、はい・・・』
お父さんたちと 一緒に、リビングへ移動する事となった。
『ところで・・・、眠れないのかな?』
『ずっと廊下をウロウロしてたよね?』
『あ・・・・・・////』
ずっと・・・て、
ずっと 見られてたのか・・・////
『はい・・・・なんだか ちょっと・・・////』
バレンタインに興奮して・・・・とは
言えないな・・・・///
『玲音と咲哉は?』
『寝てます・・・ぐっすり』
この状況に起きてこないくらい ぐっすり。
すると、お父さんたちは 腕組みをして
何かを考え込んで うんうんと頷き合う。
『まぁ・・。あの子らも・・・』
『疲れてるだろうしな・・・』
『え?・・・・知ってるんですか・・・?』
『ん?うん。知ってるけど』
『それは まだ、内緒だな 』
『内緒・・・・・・』
『明日・・あ、今日のお楽しみ、だね ♪ 』
『そうそう。楽しみにしてるといい ♪ 』
『・・・・・・・・・・はぁ・・』
・・・・・一体、何を作ったんだ・・・・・・
楽しみなような・・・・・
怖い・・・ような・・・・・
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