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バレンタイン☆36
『・・・ごちそうさまでした』
複雑だなんて言っておきながら、1度 飲んでしまえば抵抗はなくなって、っていうか・・・まぁ美味しかったからなんだけど・・・かなりのボリュームのパンケーキと一緒に ペロリと平らげた。
ああ・・・お腹いっぱい・・・
・・・幸せ・・・・・
食べて すぐ 横になると牛になっちゃう・・
とか思いながらも体がツラくて、
片付けは2人に任せて ごろんと横になった。
そして、そのまま ウトウトしてるうちに
また、眠ってしまったらしい。
『みっきー』
『みー』
『・・・うー・・・・・・んん・・?』
揺さぶられて、目を覚ました。
『お昼 過ぎたよ?』
『起きられるか? 』
『ん~・・・・・・』
布団の中で ぐーっと体を伸ばしてみる。
痛みはウソのように引いていた。
寝返りも打てるし、動いても大丈夫そう。
『うん、起きる・・・』
パッと起き上がっても ほぼ痛みなし。
おお ♪ 俺ってば すごい回復力じゃない?
という訳で動けるようになった俺は、お昼ご飯を食べた後、おやつを3人で作って、紅茶の淹れ方とか教えてもらって 楽しく過ごした。
(もちろんエッチはナシ、で!)
『じゃあね、みっきー ♪ 』
『また学校でな、みー ♪ 』
『・・・・お、おぅ・・・また・・・!』
家まで送ってもらって
初めてのバレンタインは・・・無事?終了。
思い描いていたのとは かなり違ってて、驚かされたり、嬉しくなったり、恥ずかしかったり色んな事があったけど・・・何はともあれ、終わって よかった。
俺のブラウニーも喜んでもらえたし。
ホワイトデーは一緒に作ろうって言われたけど また手作りした お菓子、あげたいな・・・
って!
乙女かっ!俺は・・・・////!!
寒空のした、カァァァッと熱くなった頬を押さえて 家に飛び込んだ。
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