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進級☆3

『さあ、ジャマ物はいなくなった!』 『・・・で?どうなん?』 『毎日 ヤってんの?』 『・・・・・っ/////!! そんなの、お前らに言う必要ない!』 思わず ムカついて 食って掛かると、3人組は顔を見合わせてニヤニヤ。 すごく、ものすごーく イヤな顔。 『あらら。意外と強気だねぇ』 『俺たち心配してんだって~』 『佐野山、アイツらに騙されてない?』 ニヤニヤ、ニヤニヤ。 どう見ても心配してる顔じゃない。 なんで、こんな事 言われなきゃなんないんだ!ムカつく! 『そんな事ないっ!!』 『あ~、知らないんだ?』 『アイツら、凄かったんだぜ~』 『中学生で、女を取っ替え引っ替え!』 『・・・・・・・!!』 ムカ! 『女タラシで有名だったんだぜ~?』 『それが高校に入った途端、男って!』 『こりゃ~騙されてるって思うっしょ?』 ムカムカ! 『そんなの・・!俺が誰と どう つきあおうと俺の勝手だ!お前らに関係ないだろっ!』 『ふーん。でも飽きたらポイ!だぞ?』 『お前も 捨てられちゃうんだよ?』 『あ~、かわいそうに・・・心配だぁ!』 ニヤニヤ、ニヤニヤ。 心配なんかしてないくせに・・・! はじめに「エッチした?」とか聞いてくる時点で俺をからかうために話しかけてきてるって 鈍い俺にも丸分かりだったっつーの! でも・・・・どうする? イスに座ったまま、壁際に追いつめられて 逃げるのは・・・無理か・・・ 誰かに助けを求めようにも 教室の中は さっきの(多分)救世主くんとのやり取りを見て、みんな逃げ出してしまったらしく静まり返ってて、人のいる気配はない・・・ うぅ・・・くそぉ! 万事休す・・・! あとは・・・・・ 玲音・・・! 咲哉・・・! どこ行ったんだ・・・助けてーっ!!

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