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おまけ☆2

『うわぁん!みっきぃぃ!』 『わああぁぁ!みぃぃー!』 雪崩れ込むように抱きついてくる2人。 俺の胸に顔を埋めて、おいおい泣く。 『な、なに?・・どうしたの?』 『ダメだったぁぁーっ!』 『ダメだった!くそぉ!』 ぎゅー!ぐりぐり、顔を擦り付ける2人。 『もう!悔しいったらないぃーっ!』 『あんなに頼んだのにダメなんて!』 『・・・・・・・?え・・・なに? 野暮用って なんか頼みに行ってたの?』 2人の背中をぽんぽん撫でながら聞くと 『うん・・校長室にちょっとね・・』 『お願いしたい事があってな・・』 『・・・・・・・へ?』 こ、こうちょーしつ!? とんでもない言葉が飛び出して 思わず 手が止まった。 『こ、校長室って・・・校長先生に・・・?』 『うん。もちろん、その前に!』 『担任の所にも行ったんだっ!』 『え・・・・?た、担任の先生にも・・・・?』 『そうっ!』 『そうだ!』 『『でも、まったく話にならなくて!』』 『・・・・・へ・・・・・・へぇ・・・・・』 としか言いようがない。 それにしても 担任に、校長先生・・・・ 一体・・・・・ なにをお願いしに行ったんだろ・・・? また、おいおい泣き出した(っていっても明らかにウソ泣きだけど) 2人を宥めつつ 考えていると・・・玲音がポツリと呟いた。 『みっきーのために頑張ったのに・・・』 『・・・・・・・・・・・え?』 すると、隣の咲哉も ため息まじりに ポツリ。 『だよな・・・みーのために頑張ったのに・・・』 『・・・・・・・・・・・・・・・』 え・・・・・・・、どうゆうコト? 俺のため・・・・・ 俺のため・・・・・ 俺のため・・・・? ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ えーと・・・・ なんだろう・・・・ なんだか・・・・・ とてつもなく嫌な予感がするんだけど・・・!

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