496 / 700
おまけ☆3
『・・・・・・・・えーと・・・・』
聞きたい・・・・けど
聞きたくないような・・・・
でも・・・・
“俺のために”っていうのが
ものすごーく、気になる・・・!
『え・・・・・・えーと・・・・
な、なにを・・・お願いした・・・の?』
ドキドキ・・・
というか、半分 ハラハラしながら
勇気をだして聞いてみる。
すると2人は・・・・
『ん~?』
『ああ・・』
ピタリと泣くのをやめると
俺を真っ直ぐ見あげて、とんでもない言葉を
・・・へらり と言ってのけた。
『『“みっきー(みー)と
同じクラスにして下さい”って』』
『・・・・・・・・・・・・・・は?』
『だからぁ~、みっきーとぉ~』
『同じクラスにして下さいっ!』
『・・・・・・は・・・・・・・・はぁ?
・・・・・はあぁぁぁぁぁぁっ!?』
な、
な、
なんだってぇぇぇ!?
なんだってぇぇぇ!?
──なんだってぇぇぇ!?
『お、お前ら・・・・っ!な、なにを・・・
なんちゅうコトを・・・っ!アホかっ!!』
なにしてんだっ!コイツらはっっ!
マジでアホなのか!
お腹に抱きつく2人の背中を
ペシペシ叩いてやる。
『アホじゃないもんっ!』
『アホじゃないもーん!』
ますます抱きつく2人。
『“もん”じゃないっ!・・・もうっ!』
もう!
もう!
ペシペシ!と今度はちょっと強めに
叩く。
『いたたぁ』
『あたた~』
わざとらしく痛がって 俺から離れた2人は、
出てもない涙をゴシゴシ拭くマネをして、
スクッと 立ち上がった。
『だってぇ!みっきーと同じクラスに』
『なりたかったんだもんっ!俺たち!』
『・・・・・・・・・・・っ・・・・////』
だ、だからって・・・・
もう決まってしまったクラス編成を変えてもらおうなんて、普通 思わないだろっ!
しかも、校長先生にまで言いに行く!?
やっぱり・・・・
アホだ、コイツら・・・・!!
ともだちにシェアしよう!