497 / 700
おまけ☆4
ああ・・・もう、ホントに・・・
『なにやってんの・・・もぉ・・・』
頭 痛くなってきた・・・・
そんな俺を見て、
2人は不服そうに唇を尖らす。
『じゃあ、みっきーは平気なの!?』
『1年間、離ればなれなんだぞ?!』
『・・・・え?い、いや・・・だってそれは・・・・
俺たちが決められるコトじゃないし・・・・
仕方ないっていうか・・・・・』
『ええええ!?』
『仕方ない!?』
『・・・・え、・・・・・・え・・・?』
俺としては 至極 まともなコトを言ったつもりなのに、2人は血相を変えて にじり寄ってくると ガシッと俺の肩を掴んだ。
『『簡単に諦めちゃダメ(だ)っっ!!』』
『・・・・・・は・・・・・はぁ・・?』
『だって!!』
『俺たちは!』
『同じクラスになれるのを励みに』
『楽しみに、耐えてたんだぞっ?』
『それなのにぃーっ!』
『違うクラスなんて!』
『『ひどすぎるだろーっっ!』』
『・・・・・・・・・・・・』
いや、だからってさ・・・・
そんな わがまま
聞いてもらえるワケないじゃん・・・!
っていうか・・・・・
『諦めるなって言ったって・・・
ダメだったんだろ・・?』
そう言うと2人は・・・・
また、がっくり肩を落とした。
『うん、ダメだった・・・・』
『頑張ったんだけどな・・』
しょぼーん。
『・・・・・・・・・・・・・・(ぷは)』
思わず笑いが込み上げた。
なんというか・・・・・
コイツら、頭いいのに
時々 とんでもないコト やらかすよな・・・
しかも、その理由が
“俺と一緒にいたいから”
・・・・とか・・・さ・・////
もう・・・ホントに・・・
なんというかなぁ・・・
アホだけど かわいい・・・とか
思っちゃう・・な・・・
って、絶対 言わないけど。
『あああ・・・・また1年・・・』
『みーと離ればなれか・・・』
しょぼーん。
あああ・・・なんか段々
可愛そうになってきた・・・
なんだかんだで 俺って甘い・・・・!
ともだちにシェアしよう!