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痛みと甘さ。

『ちょ・・・っ////!待て、待てっっ!』 『んー。待たない♪』 咲哉が、俺の首筋にキスを落とす。 その間も手はクニクニと動かしたままだ。 逃げようにも、咲哉の手は クロスした状態で体を固定しているから・・・・そう、またしても俺は 逃げられないのだ。 うー、情けない。 くそぉ・・・・っ! 俺は、男だ! 男だろっ!? だから、乳首なんて触られたって 気持ちよくもなんともない! なんともない! なんともないんだっ! なんとも・・・・ない・・・・・ はずなのに・・・・。 なんでなんだ。 なんでなんだよ・・・。 『・・・・っ・・・っ////・・・・』 咲哉が、俺の乳首をくりくりと捏ねる度に、 なんとも言えない甘い刺激が体を駆け抜ける。 「やめろ!」って叫びたいのに、口を開けたら 変な声が出てしまいそうで、必死に唇を噛んで耐える事しか出来ない。 『気持ちい?』 そう聞かれたが、認めたくない俺は ぶんぶんと首を横に振る。 『ふふん?認めたら楽になるぞ?』 そう言った咲哉が、1回 ぎゅーっと強くつねってきた。 『いっ!・・・・んんっ・・・あ・・・っ!』 ピリッとした痛みの後は、また 優しく摘ままれる。 その絶妙な痛みと甘さに、ガマンしていた声が思わず・・・といった感じで 出てしまった。 1度 出たら もう止められなくて、咲哉の手が与える刺激に 翻弄されていく。

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