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フラッシュバック
『ん・・・・・・・。』
気持ちいい眠りの中から、ゆっくりと意識が浮上する。
目を開けると、見慣れた天井が見えた。
自分の部屋の自分のベッド。
それは、当たり前過ぎるくらいの普通・・・
なハズなのに、何故か 妙に感じる違和感。
『んー・・・・・?』
・・・・あれ。
なんで 俺、寝てんだっけ・・・・・?
んん?
なんか・・・あったような気が・・・・・
え~と、
今日は普通に学校に行って・・・・
普通に授業 受けて・・・・・で、
普通に帰ろうとして・・・・・。
その時、玲音と咲哉に声かけられて・・・
ん?
玲音と咲哉・・・・・?
『!!・・・・・・・あっ!!』
玲音と咲哉。
その名前が頭に浮かんだ途端、ぶわーっと
一気に記憶が甦った。
そうだ!
放課後、帰ろうとしてたら玲音と咲哉に
声 かけられて・・・・・・
それから、それから・・・・・・
『っっ!!・・・・・ああぁぁ──っっ/////!』
ちょっと待って・・・!!
俺・・・・・俺・・・・・・・
俺・・・・・・・・・っっ/////////!!!!
信じがたい、あり得ない、とんでもない光景が、鮮明にフラッシュバック。
『ぎゃ─────っっ!!』
ベッドの上で、悶えて 暴れていたら
突然、ドアが開いて 母さんが入ってきた。
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