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目覚め。

『・・・・ん・・・・・・・・』 あー。 気持ちい・・・・この・・・布団。 ふわふわ・・・・ ・・・ん? 布団 !? ふわふわ !? 『・・・・・えっっ !?』 突然、ハッキリと目が覚めた。 カバッと起き上がって、辺りを見回す。 白いカーテン、白い天井、白い布団。 全部、白い・・・・。 ここは・・・・何処? 『あ。佐野山くーん?起きた?』 シャッとカーテンが開いて、白衣を着た女の人が顔を覗かせた。 『・・・え?え?えと・・・・ここは?』 『はい、ここは保健室でーす。』 『ほ、保健室・・・・・。』 『あなた、外で寝てたんですってよ! 叩いても揺すっても起きないからって 連れて来られたのよー。あははは!』 何が面白いのか、先生はケラケラ笑う。 『・・・・・・・/////』 そっか・・・寝ちゃったんだ。 あのまま。 『寝不足?夜更かしはダメよー。』 笑いすぎて出た涙を拭いながら 先生が 俺を見る。 『う・・・///すみません・・・・・! じゅ、授業に戻ります・・・・!』 謝って、ベッドから下りると・・・・ 『もう今日の授業 終わるわよ?』 『え !?えぇ・・・・・・っ!』 そんなに!? そんなに寝てたのか・・・・俺! なんてこったーっっ!! 授業をサボるなんて・・・! あり得ない・・・・! しかも、あんな場所で寝て・・・・・ ん? あんな場所で寝てたのに 俺・・・よく見つけてもらえたな・・・。 誰が見つけてくれたんだろ・・・。 『・・・・・・・・・・。』 あ! もしかして・・・・! 『あ。あの・・・・俺を連れてきた人って・・・ いうのは・・・?』 『ああ。1年の・・・・何て言ったかしら、 結構 有名な子たちよ?』 子たち・・・・、たち・・・!! まさか・・・・・ 『ふ、2人組ですか・・・・・?』 『そうそう!イケメン2人組!』 やっぱり・・・っ! アイツらだ・・・・・・! 玲音と咲哉! 2人の顔が ぽんっと浮かぶ・・・と、なぜか胸がキューっと締め付けられるような・・・むず痒いような、変な感じになって・・・・そんな自分に戸惑う。 『・・・・・・・・・・?』 なにこれ。 ・・・・・病気? 病気なら、保健室の先生に聞いたら分かるかな・・・ とか思っていたら、タイミング悪く 授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。

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