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みっきーの誕生日☆14
ほかほかに温まって ダイニングに行くと
ちょうど晩ごはんが出来上がったところだった。
『わぁ♡おいしそ!咲哉ありがとー ♪ 』
『うわ・・、すごい!あ、ありがと//』
『おお、いいタイミングだ ♪ 』
大皿のグラタンをテーブルの真ん中に
置きながら咲哉が笑う。
美味しそうな料理を見た途端、
お腹が ぐぅーっと鳴った。
『はは。すぐ食べれるぞ ♪ 』
『わーい ♪ みっきー 座ろ ♪ 』
『う、うん・・・///』
鮭とじゃがいものグラタンに、
スモークチキンとアボカドのサラダ
ミネストローネ。
全部、美味しい。
いつもながら、短時間で これだけの料理が
作れるなんて すごいなぁ、咲哉って・・
あ、玲音も料理 上手いよな・・
2人で お店 出せばいいのに。
ん?
そういえば・・・
将来 なにかやりたい事がある?って聞いて
ここに連れてこられたんだよな、俺・・・
ここになんかあるのかな?
『なぁ、玲音、咲哉・・・』
『ん~?』
『なんだ?』
『えと・・ここ来る前に
俺がした質問に答えてくれるんだよな?』
牽制の意味も込めて、聞いてみる。
2人はキョトンとした後、にっこり笑うと
「もちろん」と力強く頷いた。
『・・・っ!じゃ、じゃあ・・』
早速、と 口を開いたけれど
『明日、全部 話すから』
『楽しみに しててくれ』
『むぐ・・・っ』
あっさり かわされ
開いたままの口にパンを突っ込まれてしまった。
『明日、ね ♪ 』
『明日、な ♪ 』
『・・・・・・・・』
明日・・・
こうなると 2人は明日までなんにも話してくれないだろう・・・
仕方ない、明日を待つか・・・
諦めて
突っ込まれたパンを もぐもぐ咀嚼する。
む?
このパン、うま・・・っ!
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