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みっきーの誕生日☆20

『わぁ・・・すごーい!』 キレイ! ケーキも すっごい美味しそう! 大好物を目の前に 怒ってたコトも忘れて 思わず 顔がニヤけてしまう俺。 ───あ。 でもなぁ・・どうしよう・・・ さっきまで無視してたのに 急には食べづらい・・・ すっごく 飲みたいし 食べたいけど・・・ うう・・・ 無視なんかしなきゃ よかったぁー! なんて、 ひとり頭の中で もだもだ。 ・・・・していたら 『はい。みっきー、あーん ♪ 』 『ほら。みー、あーんしろ ♪ 』 玲音と咲哉が チョコレートケーキを乗せたフォークを 俺の前に差し出した。 『・・・・・・・へ・・////?』 『ほらほら、食べて?』 『ほら、美味いぞー?』 『・・・・・・う・・////』 い、いや・・・//// ちょ、ちょっと待って・・・! 隆太郎さんがいるのに「あーん」とか・・ さすがに恥ずかしいんだけど・・・っ///! 『『あーん ♪ 』』 『・・・・・・う・・/////』 にこにこ。 いつもの事だけど 俺が食べるまで諦めそうにない2人。 チラッと隆太郎さんを見れば わざとらしく そっぽを向いてくれてて・・ 『『あーん ♪ 』』 『・・・・・うぅ・・////』 あぁ・・・ もー!仕方ないっっ! 俺は勢いよく それぞれのフォークに かぶりついた。 『────!!』 う・・・、 うまーいっっ//////!!!』 なに、このチョコレートケーキ!! チョコが濃厚! ギュッて詰まってるのに 口の中で あっという間にとろとろに溶けちゃった! 『ふふ ♪ 美味しいでしょー?』 『美味いだろ?このケーキ ♪ 』 『うん!すっごく美味しい!』 『コーヒーもどうぞ~ ♪ 』 『甘くしといたからな ♪ 』 『うん』 カップを手に取ったものの ハートを崩すのが勿体なくて そっと 口に含む。 『ん~、あまーい・・おいしー ♪ 』 『ケーキのおかわり あるよ~ ♪ 』 『どんどん 好きなだけ食べろ ♪ 』 『わーい ♪ 』 甘いものって なんで こんなに 人を幸せにするのかなぁ・・・ 俺、今・・すっごく幸せ~ ♪ いつものように 2人の思惑に見事にハマり 怒ってたコトなんて すっかり忘れてしまった俺。 そんな俺を 隆太郎さんが 「素直でかわいいな~・・この子・・ 2人が惚れるのもわかる・・!」 なんて、ニマニマしながら 頷いていた事には気づかなかった。

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