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みっきーの誕生日☆22

『あぁ、もう~っ!』 『計画が台無しだ・・』 まだ悔しそうな顔をしてる玲音と咲哉。 だけど、 “もう話は終わった”とばかりに 奥の厨房で鍋をかき回し始めた隆太郎さんに 何を言ってもムダだと思ったのか 隣に戻ってきて おとなしく座った。 『あぁぁ~・・もう、ホントにも~・・・』 『俺たちが言いたかったのになぁ・・・』 カウンターに突っ伏して むくれる2人。 『あはは。 でも 俺はさぁ・・・ 玲音と咲哉の将来の夢が 聞けて嬉しい。 ちゃんと考えてるんだな~』 俺なんて 将来どうするか どうしたいかなんて まだ何にも考えてないのに・・・ ちゃんと やりたい事があって、 そのために頑張ってて・・ 『すごいな~、2人とも。 うん、すごい!俺、応援するっ!』 『み、みっきー・・・』 『み、みぃー・・・!』 2人が ガバッと顔を上げ俺を見ると、 へにゃ~んと相好を崩し・・・そして、 『『ありがとうー!』』 左右から ギューッと抱きついてきた。 『──うにゃっっ///!!』 『あぁん!かわいーっ!』 『ホントにかわいいな!』 すっかりテンションの上がった2人が チュッチュッと頬っぺたに熱烈なキスを落とす。 『・・・ちょ・・///!おい!こら・・・////!』 今度は がっつり俺たちを見て ニヤニヤ笑う隆太郎さん。 慌てて逃げようとするけど ガッチリ体を固定されて まったく動けない。 『かわいー!』 『かわいい!』 チュッチュッ 『好きだよ~ ♪ 』 『好きだぞ~ ♪ 』 チュッチュッ 止まらないキス。 だんだん長くなってるし クチに近づいてきてるし (隆太郎さんも見てるし) 抱きつかれるのもキスされるのも いつもどおりの事なんだけど は、恥ずかしい・・・・////! 『みっきー♡』 『みぃー♡』 止まらない2人のキスは とうとう 唇に到達した。 『・・・・っっ・・/////』 『んふふ♪ あま~い・・』 『ふはは♪ うまいな・・』 長いキスの後、 唇を舐めて うっとりする玲音と咲哉。 『もっと・・したいな・・?』 『もっと・・していいか?』 『・・・・・・っ・・////!?』 『ねぇ?みっきー・・』 『なぁ、みぃー・・?』 『・・・・・・・・っ/////!!』 ヤ、ヤバい・・・! この顔・・・ 変なスイッチ 入ってない??

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