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みっきーの誕生日☆24
『はいはい、そこまで~!』
変態モードに まっしぐら、
今にも俺の服の中に 手を突っ込もうとしていた2人を 隆太郎さんが止めた。
『えー!?いいトコなのに!』
『今からかいいトコなのに!』
『そのいいコトは帰ってからにしなさい!
いつものヤツ やるぞ~?』
『ちぇー。はーい』
『よし、やるか!』
2人は 渋々 俺から離れてまた厨房へ
入っていく。
『・・・・・・・?』
いつものヤツって なんだろ・・・?
『よし、じゃあ始めるぞ~?』
と、今度は玲音と咲哉を厨房に残し
隆太郎さんが 俺の隣に座った。
『光希くん、好きなパスタは?』
『・・・・・・・・・へ?
・・・え、えーと・・・なんでも・・・好きです』
いきなり聞かれて 言葉につまる。
すると、隆太郎さんはにっこり笑って
ちょっとだけ質問を変えた。
『ん~、そっか。
じゃあ・・今、食べたいパスタは?』
『───え?あ・・・え、えーと・・・
今?・・今は・・・ナポリタン・・かなぁ?』
『うん、ナポリタンね。OK~ ♪
玲音、咲哉~!今日の課題はパスタランチ。
パスタはナポリタンとカルボナーラ ♪ 』
『はい!』
『了解!』
玲音と咲哉は さっきまでの変態顔はどこへやら・・キリッと男前に返事をして腕まくりをすると包丁を手に取った。
タタタタンッと野菜を切る軽やかな音が
厨房に響く。
『さぁ、光希くん。
出来るまで待ってようね ♪ 』
『・・・?あ・・・・はい。
・・・えーと・・・あの・・、課題って・・・?』
『ん?ああ、俺に会いに来た時は 必ず
課題メニューを作ってもらうんだ。
どのくらいの腕か見るためにね ♪ 』
『・・・・・へー・・・』
隆太郎さんは 俺と話しながらも
2人から目を離さない。
玲音と咲哉も
楽しそうに作ってるけど
目は真剣そのもの。
手慣れた様子でフライパンを振る姿は
カッコいい としか言いようがないくらい
カッコいい。
さっきまで人目も はばからず
エッチなコトをしようとしてた変態と
同じヤツとは思えないくらい
カッコいいんだよな・・・・////
『うんうん。いいねぇ、光希くん ♪
玲音と咲哉もだけど 光希くんも アイツらに
メロメロなんだねぇ ♪ 』
『・・・・・・・・・・・・・・・へ?』
・・・・って!?
い、今の・・・声に出してた???
ってコトは・・・・・
うわー///
うわー///
思いっきりノロケてんの
聞かれちゃったーっっ/////!!
は、は、はずかしーっ///////////!
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