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みっきーの誕生日☆25

お、俺ってヤツは・・・! もう!穴があったら入りたい・・っ////! 恥ずかしさに撃沈する俺に対し 隆太郎さんは ご機嫌だ。 『うんうん ♪ おじさんは嬉しいよ ♪ 玲音と咲哉には 幸せになってほしいからねぇ ♪ 』 『・・・・・・・・・・・・・・え、えーと ・・・い、いいんですかね・・・・ 俺・・・男なんですけど・・・・////』 『あはは! そんなの関係ない関係ないって! 好きあってて当人同士が幸せなら それでいいんじゃないの?』 『・・・・・・・・・はぁ・・・・』 ・・・・・・軽い。 でも・・・ シンプルで すごい説得力。 ☆ ☆ ☆ 『お待たせしました ♪ 』 『パスタランチです ♪ 』 目の前に、木のプレートが置かれる。 『うわぁ・・・美味しそう!』 ほかほかと湯気をあげるナポリタンと 色とりどりのサラダ、それに パンが2切れ。 ホントに お店で出てくるような パスタランチ! さっきまで散々 チョコレートケーキを食べてたのにおいしそうな匂いにお腹がぐぅぅと鳴る。 『うん。うまそう ♪ 見た目は合格だな』 『・・・・・・・え?』 ・・・・・あ、そっか。 課題だから 評価するんだ・・・! 『これで いくら?』 『ランチだから・・・1000円で!』 『ドリンクとミニデザートつけたら?』 『うーん。1500円ってトコかな』 『・・・うんうん。なるほど。 まあ、そんなもんだろうね』 おお・・・! 値段設定までするのか・・! すごい!本格的だ・・・っ! 『さて、じゃあ次は味だね。 いただきまーす!』 『あ。・・・い、いただきます!』 今度は味・・・っ!! ってコトは・・・ ってコトは・・・? 俺もなんか、こう・・・ちゃんとしたコト 言った方がいいのかな・・・!? 『どう?みっきー』 『うまいか?みー』 『う、うん!おいしい! あの・・あの・・・なんか・・・ ケチャップが甘くておいしくて ・・ あ、あと・・その、 玉ねぎも甘くておいしくて ピーマンも なんな甘くて とにかく・・・お、おいしい!です・・っ!』 『『『・・・・ん?』』』 よし! うまく言えた・・・よな!? 『みっきー?』 『み、みー?』 『光希くん?』 『・・・・・・・・ん?』 なんで みんな キョトンと してんの? 『あの・・だからケチャップが・・・』 『いやいや!みっきー!』 『ちょっと、待てっっ!』 『───ぶわはははっ!』 「ぶはーっ!」と盛大に吹き出した玲音と咲哉が 崩れ落ちて見えなくなった。 隆太郎さんも 机をバンバン叩いて 肩を震わせている。 『・・・・・・・・え?』 あ、あれ・・・・・? 俺、なんか おかしいコト 言った?

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