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ピンクのネコ
疲れた・・・・・・。
もう、ホントに疲れた・・・。
あれから、2人が用意していた部屋着を 無理矢理、着せられた俺・・・。
その部屋着が、なんというか・・・・
・・・・うーん。
『かわいーっっ!みっきー、可愛いっ♪』
『ああ!最高だな♪』
『・・・・・・・・・・・||||||。』
興奮する変態2人組。
俺が着せられたのは、ネコ耳のついたパーカーとしっぽのついたズボン。
しかも、ピンク。
うっすいピンク。
絶対、女物だろ、これ(怒)。
『ネコちゃん~♪可愛い♪』
『写真、撮るか!』
『撮らんでいいっっ////////!!』
変態は加速していくばかりで、衰えを知らない。変態パワー恐るべし。
『みっきー、お腹空いた?でしょ?』
『今、用意するからな♪』
『へ・・・・・・・・・・・?』
お腹・・・・・空いてる、けど・・・・
って、今、何時っっ !?
時計を見ると、7時を回ったところ。
よかった、そんなに遅くない。
『お、俺、帰らなきゃっっ!』
制服・・・・!制服は !?
脱いだ( 脱がされた? ) 制服を探す が、見当たらない。
なんでっ !?
カバンはあるのに・・・!
なんでだーっっ!?
それでも、探しまくっていると、玲音の口から のほほんと信じられない言葉が。
『あー、制服 探してる?制服ならクリーニングに出したよ?』
『はっ !?・・・なんで !?明日、学校・・・・・・』
『休みだ。』
と、咲哉。
『は・・・・・・・?』
『明日は土曜日。お休みです♪』
『あ・・・・・・・・』
そうか・・・休みか・・・・・・・よかった・・・・。
じゃなくて!!
どっちにしろ、帰らなきゃ!!
『とにかく!俺は帰るっっ!』
『ふーん。いいよ?どうぞ♪』
てっきり止められるかと思えば、あっさり頷く玲音。黙って頷く咲哉。
・・・・・・・・・・・?
ま、いいか!帰ろ。
急いでソファーのそばに置いてあったカバンを掴む。─── と、
『その格好で帰れるなら、な♪』
咲哉が ニヤニヤしながら言う。
すっごく意地悪な顔で、上から下に
舐めるように俺を見てくる。
『・・・・・・・・・・・・・・・・へ?』
そこで、ハッと自分の格好を思い出した。
・・・ああっっ!
そうだ、俺・・・・!
ネコだった──────っっ!
うう・・・・。
これじゃ、恥ずかしくて
とても外には出られない・・・・//////。
も ───── っっ(涙)!
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