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いつの間に?
『ち、違う服・・・・・違う服 貸せっ!』
玲音に詰め寄る。
『えー。それしか な~い。』
『うんうん。残念だなー。』
『・・・・・・・・・・・・っ!』
絶っっ対、ウソだっ!!!
あからさまに目、反らしたし!
『じゃあ、送れ!とにかく帰らないと!』
『えー。いいじゃん。
とりあえず、ご飯、食べようよ♪』
『そうそう。クリームシチューだぞ♪
好きだろ?みー。』
『クリーム・・・・・好き・・・・・、はっ!
いやいや!帰るっ!!
母さんが心配するから・・・・!!』
『あ。それなら大丈夫だよ~♪』
『そうそう。大丈夫だ、みー♪』
『は・・・・・・・・・・?』
・・・大丈夫?
大丈夫って・・・なにが ??
『今日から泊まるってお母さんには
連絡してあるから♪』
玲音がニコニコ笑って言う。
『は・・・・・・・・・・?』
『ちゃんと、許可もらったからな♪』
咲哉も どや顔で続ける。
『はあ・・・・・・ !?』
いつの間に?
っていうか・・・・・
『なんで !?どうやって・・・・ !?』
どうやって?
どうやって母さんと連絡とったんだよ !?
慌てて、2人に詰め寄る。
『ん?昨日ね?みっきーの家に行った時に
ケータイ番号 聞いたからだよ~♪』
『今日、帰り遅いから助かります~って
すぐに許してくれたんだぞ♪』
『・・・は・・・・・・・はい・・・?』
許した?
母さんが?
な、なんてこった・・・・
母さん・・・・・(涙)
なにしてくれてんの・・・・
母さん・・・・・!(泣)
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