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みっきーの誕生日☆36
『ごめんね~、2人して 寝ちゃって~』
『起きたら みーがいないから焦ったぞ』
『あ・・・ごめん、黙って出て・・
─────ぐぇっ///!?』
ギューッと2人の締めつけが強くなって
重みも増してくる。
『お、おおおおお重いぃぃぃ・・っ・・・』
『あー、落ち着く♡』
『あー、これこれ♡』
『ちょ・・・っ・・お、おも・・おもっ・・・』
重い!苦しい・・・!
た、助けてぇ・・・!
隣の森山さんに救いを求めようとしたけど
姿はなく・・・キョロキョロ見回すと
当の森山さんは バラの手入れに戻っていた。
い、いつの間に!?
っていうか・・・助けてよぉぉぉぉ!!
心の叫びも虚しく、森山さんは
「今日はこの花びらで
バラのお風呂にいたしましょうね ♪ 」
なんて言って 親指を立てると
バラ園の中へ消えてしまった。
ちょ、ちょっとぉぉぉ!!
状況 見て!
この状況 見てぇぇぇ!!
『ううぅ・・・・』
重いよぉ・・ 、苦しいよぉ・・・っ
も、もう・・ダメ・・!
と思った その時・・
『あー、落ち着いた ♪ 』
『ああ、満足、満足 ♪ 』
やっと 2人が俺から離れ
重みから解放された。
ああ、体が軽くなった・・・
まるで 宙を飛んでるみたいに
ふわふわ・・
ふわふわ・・・??
───って、
ホントに浮いてる~っ!!
どうやって こうなったのか
よく分からないけれど
気づけば咲哉に お姫様抱っこされてた俺は
玲音の先導で 部屋の中へと運ばれていた。
『え?なに?なに?』
『よし!次は みっきーの素肌を~』
『撫でて 触って満喫するぞーっ!』
『え?───えぇえぇぇ////!?』
見上げれば、鼻の下を伸ばし
デレデレに緩みきった変態顔の咲哉に
(おそらく玲音も同じ顔だろうと推測する)
寝室に連れ込まれてしまった。
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