546 / 700

みっきーの誕生日☆47

晩ごはんは お昼がパスタだったから・・・と 森山さんの心配り(これもプロのお仕事!)で 和食の献立だった。 しょうがご飯 鯛の木の芽焼き アスパラと甘夏のサラダ 海老しんじょのすまし汁 なんて、料亭(行った事ないけど)みたいで テンションの上がった俺は すすめられるまま たくさん おかわりしてしまった。 エッチで疲れきった後のお風呂、 そして満腹・・・ これで眠くならない方がおかしい。 食後のコーヒーが出る頃には 目が開けられないくらいの睡魔に襲われていた。 『あれれ?みっきー、眠そうだね?』 『ん?ホントだ。眠そうだな、みー』 『・・・・・・んー・・・』 うつらうつら船を漕ぐ俺を見て玲音と咲哉は クスクス笑いだす。 『ふふ。子どもみたい♪』 『ああ。かわいいなぁ♪』 『・・・・・・・・・』 ・・・・子どもって・・・ 俺がこんだけ疲れて眠いのは 誰のせいだと・・・ 『まあ、体は子どもじゃないけどね♪』 『そうだな、子どもじゃないよなー♪』 『・・・・・・・・・』 ・・・おいおいおい なに、さらっと とんでもない事を 言っちゃってんだ・・・・・! ───なんて心の中では悪態をつけても 実際には文句を言う元気はもう残ってなくて・・・ とうとう眠気にも負けてテーブルに突っ伏した。 『あらら。みっきー ホントに寝ちゃう』 『ああ。・・だな。みー 寝室に行こうか』 『・・うー・・・・ん・・・・』 返事にならない返事をしたと同時に ふわりと体が浮いた。 咲哉に運ばれ 寝室に着いた時には 半分・・・というか ほぼ寝ている状態で・・・ かろうじて2人の「おやすみ」の声と 頬に唇の感触を感じて、それを最後に 一気に眠りへと堕ちていった。

ともだちにシェアしよう!