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第6話 森奥の悪夢

―しかし…… 「だから、今度はオメェが自分で腰を振って俺に魔力を出せ」 「い、いや……! そん……」 「ん?」 ギガントは俺の言葉を待たずに、にんまりと微笑むと、下の歯の上にペニスのせた。 暗に、また噛む、と言われているようなものである。 「~~~ぅあぁん……」 その様に先ほどの痛みが脳内に再生され、俺は仕方なくニュポニュポと弱く腰を振りギガントの口唇に腰を打ち付けた。 「ん、ふ、はぁ、あ、あぁあ……あ……」 しばらくそうしていると、ギガントのと唾液と俺から溢れ出てくるものが混ざり合い、ニチュニチュと水音が出始めた。 「ハーハー……フーフーフーフー……おめぇ……」 「今度は何だよぉ……十分に魔力はやっただろ!? 俺を早く放せよぉ……もぉやだ……うぇええぇ……」 「おめぇ……の魔力、気に入ったぜ……」 グジグジと泣き出した俺の手足を一まとめに持つと、ギガントは自分の腰布をずらし、中からいきり立つ巨大なペニスを取り出した。 赤く怒張したそれの先端からは、すでにコプコプと大量の汁が溢れ出していた。 「な、なに出してんだよ!? バカ野郎!!!」 「……フーハーお前に……ッ……入れてぇえ……」 「……は!? むり、無理だろ、そんなの!!!!!」 「ハーハー……」 「やだ、死ぬ! 俺を殺す気か!!?」 「ハーハーハー……」 興奮してますます血走った目のギガントに、最早俺の声は聞こえていない様だ。 そして再び手足を持たれ開脚した形をさせられ、真っ赤に膨張したペニス先端の上に股間を乗せられ、ヌルヌルと前後左右に動かし始めた。 生温かい液が俺の股間に塗りたくられて……やがて、ヌチヌチ、クチュクチュと粘つく水音が出始めた。 「うぅぅ……!!! 気持ち……悪い……ッ! 止め……ろぉ!!」 叫びながら俺は己の非力さを呪った。 更に、興味本位で金髪剣士を追って普段立ち入らない森の奥に来た事も呪った。 だけど、叫べど拒絶しようとも、怪力なギガントのヌラヌラした液を湛えるペニス先端の上で動かされる。 俺の股間は奴に動かされ続けた事により、ヌチヌチと僅かに白く泡立って来ている……。 その泡立ち具合に興奮したのか、ギガントは動きを更に加速した。 緩やかな動きからの突然の高速化に俺は思わず声を上げた。 そしてグッチュグッチュと更なる卑猥な水音に、俺は耳を塞ぎたくなった。 俺が何とかしようと尻たぶに力を入れて"キュ!"とした動きが刺激になったのか、奴のペニス先端の窪みから熱い液体が僅かに飛び出してきて、俺に降りかかった。 「……ッひゃ、あう!? ううぁあああん……!」 「ハーハー……どうした……俺のモノで突かれるのが待ち遠しいのか……ハーハー……」 「……あう……ぅう…………!! そんなわけないだろ!!! 止めろォ! 死ぬだろうが!!」 「おうおう……おめぇが死んだら、俺がキレイに食い尽くしてやるからなぁ……。 でも、そうなる前に……さっさと"大きく"変化しろ!!」 「や、めッ……ぅぅぅ…………ッ!」 そう言うとギガントは俺の全身を舐め始めた。 奴は特に俺の股間を執拗に舐め、俺のペニスと奴の舌の間に何本もの透明な糸が現れた。 「ああ~~……うめぇーうめぇえ~……」 「ふ、くぅ……! くぅううん!」 ベロベロと遠慮無しに俺を舐めまくる、厚い大きな舌。 乳首を舌先で舐られる様に、俺は更に涙が溢れた。 そしてギガントは器用に俺の尻の割れ目に舌を押入れ、アナルを舌先でベロベロ舐め始めた。 「……でかくならないのか……? まぁ良い……、そろそろ入れっかな……」 「ちょ……!? あ、あのな、……"でかく"なるには、特別な準備が……!!」 「分かってる。分かってる。お前達妖精族が"大人に成る時大きくなる"事は知っているんだ。 さぁ、俺が相手になるぞ~~。俺が大人にしてやろうなぁ……だから、今すぐ大きくなれ! ぐふふ……ッ」 「!!!!!!」 コイツ……人の話しを聞かないし、ちゃんとした知識を持っていない! 儀式の時に着る衣装を用意して、最初は大きくなる薬を使わないといけないんだ。 それに大人サイズになっても、ギガントクラスの巨根なんか、絶対……無理ぃ…… ―ちゅ、ぷ…… ……限界まで開かれた尻たぶで露出したアナルに直に加わる熱に、俺はギガントの巨大なペニスの先端がついに押し当てられたと自覚した。 そして…… 「ふッうぅぅうう……!」 「い……! イ"ダ……ぃ!!! ヤダ! ヤダ! いやだぁ!!!!」 押さえつけられ、アナル内部に侵入しようと下から熱塊を無理矢理押し付け、圧迫がどんどん強くなる。 俺はキンキンとありえないくらい妖精の粉を撒き散らして、何とか逃げようと翅をバタつかせた。 しかし、ギガントの力の方が遥かに上まっていて……。 最大に見開いた涙目に映るのは、俺に欲情して理矢理犯し涎を垂らして恍惚状態のギガントの凶悪な顔。 こ、これが俺の最期の映像になる、のか……!? ―みちっ……みぢぢぢぢッ!!! 「ぃ……あッ! イヤ! イヤ! イやだぁ!! イヤ!!!」 「ふへっ……強情な妖精めぇ……大きく変身しないなら、広がれぇ……広がれっ! おらッ!! 俺を受け入れろぉおおぉぉぉ!!!」 「い、ぃ、いだぁ!? 痛い! いたよぉ!! ……誰か、助けて! たすけてぇえええぇッ!!!!」 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!!!!! ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ!!!!!!!!! 俺は体温が急降下するのと同時に、ギガントのペニスに身体を裂かれて死ぬの恐怖に襲われて………… 「――死ね」 ……しかし最期を覚悟した時、短く言葉が聞こえたかと思うと俺の全身に紅く生暖かい液体が降り注いだ。 そして頭の無くなったギガントがどぉ、と後ろに倒れて……。 ピクピクと四肢を痙攣され、首からは血がビュウビュウと溢れ出ている。 俺は急に投げ出される形で、草の上に落とされた。 「雑魚のガント風情が……その妖精に乱暴をはたらくとは……ッ!!」 「あ……あ……ぁ……?」 怒気をはらんだ声のした方へ視線を向ければ、美貌のダークエルフ……カルティノが茂みから出てきたところだった。 そして全身から魔法を放った事で起こる魔法紋を出しながら、俺に近づいて来て…… 大きな、手、が、俺に伸ばされて…… 「おい、クラサ……」 「ぅ…………」 「?」 「うわぁああああぁぁぁっぁぁあああぁん…………!!!!」 俺は死から助かった安堵のせいかギガントの突然の死の衝撃か、カルティノの登場による驚きか……何か分からないまま泣き叫んで妖精の粉を大量に放出し、スパークさせた。 そして、直ぐに気を失った。 ……色々限界だったんだ……。

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